Kindle2利用レポート(8)文庫本を裁断してスキャナScan Snap S1500にかけPDF化してKindle2で読む。
紙ドキュメントをPDFにすることに特化したScan Snapという製品がある。そこで手持ちの文庫本を裁断機にかけてばらばらにし、このスキャナにかけてPDF化してKindle2で読むことができるかどうか試してみた。使用したスキャナは富士通製のScan Snap S1500だ。
文庫本を選んだのは、Kindle2のディスプレイ面積からである。Kindle2本体は縦205mm、横135mmほどの大きさだが、ディスプレイは縦122mm、横90mmである。これは文庫本のサイズより小さい。このディスプレイサイズでは文庫本をPDF化してなんとか読めるサイズであり、仮にA4サイズの書籍をPDF化すると字は小さくて読めないだろうと思われる。Kindle2に入れたPDFファイルは、用紙サイズがいくらであろうとも自動的に縮小されて画面に表示されるからだ。ちなみに今回使った文庫本をキッチンスケールで量ってみると、重さは282gだった。Kindle2の実測が290gだったので、ほとんどKindle2と同じ重さということになる。
まず文庫本を裁断機にかけ、背表紙の部分を断ち切る。これで本はばらばらになる。そしてばらばらになったページをScan Snap S1500に入れてスキャンする。本は奥からスキャンされるので、始めのページが奥にあたるように装填する。Scan Snapのソフトウエアには上下を自動的に判定する機能があるが、誤判定する場合があるので、自動判定機能はOFFにするのがいいようだ。その場合は本を逆さにして装填する。スキャンは両面を一度にスキャンしてくれるので一回通すだけでいい。ただ一度に装填できるのは、約50枚くらい、つまり両面ページ数にして100ページくらいなので、厚い本をスキャンする場合は50枚ずつ分けて装填しなければならない。文庫本サイズで50枚のスキャンには2分くらいで終了する。この速さがScan Snapの魅力だ。

(Fig.4 Scan Snap S1500で文庫本をスキャニングする)
スキャンが終了すると自動的にフォルダにPDFファイルが生成する。一度にスキャンするごとに一つのPDFファイルにまとまって保存されている。生成したPDFファイルはデフォルトで作成した日付と時間になっている。スキャンが完了するとPDFファイルと同時にスキャン時の状態をレポートしたドキュメントも生成する。

(Fig.5 Scan Snap S1500によってスキャニングされ生成したPDFファイル)
今回やってみた文庫本は、全部で600ページほどあったので、全部スキャンするためには100ページずつ6回スキャンする必要があった。一冊の本が6つのPDFファイルになったのだ。これを結合するには、Scan SnapにバンドルされているAdobeのAcrobat 9を利用した。生成した6つのPDFファイルを読み込んで結合し、ひとつのPDFファイルに出力するのだ。

(Fig.6 Scan Snap S1500によって生成したPDFファイルをAdbe Acrobat 9で結合する)
こうしてできたPDFファイルをKindle2の「documents」フォルダにコピーする。するとKindle2で読めるようになった。今回、ページ数が多い本だったこともあり、スキャンのクオリティを白黒モードでやってみた。もしかしたらグレースケールでスキャンすれば見やすかったかもしれないと思ったが、Kindle2の表示は全く問題ない。快適に読むことができる。






