ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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書評:Windows Phone ゲームプログラミング (ソフトバンク クリエイティブ)

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先に紹介した「はじめてのWindows Phoneプログラミング―プログラミングツール「Visual Studio」&デザインツール「Expression Blend」 (I・O BOOKS)」がWindows Phoneプログラミング開発において最初に読むべき本だとすれば、この本はその次に読むべき本である。

Windows Phoneのプログラミングでは、大きく分けてXNAプラットフォームを使う方法とSilverlightを使う方法がある。XNAは1秒間に30回の描画を行うプラットフォームで、ユーザーの入力を30分の1秒ごとに検知しながらプログラムが実行される。これはリアルタイムに動くゲーム作りなどに適している。一方Silverlightはイベントドリブン型のプログラミングに適している。こうした2つのプラットフォームの違いを説明しながら、主としてXNAによるゲーム開発について説明されている。

俺はこのような本を読むとき、いきなりマシンに向かってコードを書くのではなく、まず一度最初から最後まで通読することにしている。そうすることで開発の全体像がつかめるからだ。読みながら理解できない概念がたくさんでてくるが、気にせずどんどん読み進める。これが新しい技術修得に近道だと思っている。

Chapter 4ではほぼ50ページを使いシューティングゲームを実際に作る手順が説明されている。サンプルコードが示されるが、基本的にVisual Studioを使ったC#プログラミングの知識があることが前提だ。サンプルコードを示しながら、リアルタイムゲームにおけるキャラクターの扱い方やクラス、メソッド実装の実際がわかるようになっている。たとえばキャラクターの位置はVector2クラスを使う、衝突判定はIntersectsメソッドを使えばいい、といったことがわかる。コードをごりごり書く必要はないのだ。

Chapter 5では加速度計を使ったバランスゲームを作る。加速度計はWindows Phoneの傾きを検知するもので、Windows Phoneの基本スペックに入っている。XNAプロジェクトで加速度計を使うには参照設定が必要であり、名前空間の指定、フィールド定義とStartメソッドの記述など使い方が説明される。加速度計を使えばWindows Phoneの筐体を傾けるアクションで操作するゲームを作ることができる。

Chapter 7ではSilverlightでGPSを使った「位置ゲーム」を作る。GPSもWindows Phoneの基本スペックになっている。位置ゲームではGeoCoordinateWatcherクラスを使って位置情報を取得し、Bing Mapを使って地図上に位置を示す。位置情報を分離ストレージに保存する手法も解説されている。Chapter 8ではアドベンチャーゲームを作る。

この本は、とにかく本格的なゲームつくりをしてみたい人にうってつけである。この本で基本的なテクニックをマスターすれば、あとは創造力をフルに発揮して、いろいろなゲーム作りに応用できるだろう。著者は日本マイクロソフト株式会社のエバンジェリスト、田中達彦さんだ。

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