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読書 – T・J・マグレガーが面白い。クィン・アンド・マクレアリシリーズの最初の3巻は一気に読むべきだ。

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通勤時間が長いので、その時間をいかに有意義に使うかが俺にとっての大きな課題だ。片道1時間半、往復で3時間ともなると、一日24時間のうち睡眠時間が8時間、勤務時間が8時間、食事や風呂など生活時間をさっぴくとして、自分の時間として自由に使える時間のうちでこの3時間をいかに有意義に過ごすかがいかに重要なことかがわかるだろう。

かつては図書館司書であった親父譲り。俺は子供の頃からの本好きだ。とりわけ小学校の4年生から一家転住で転校をし、友達関係がリセットされるとともに級友の中でもいちばん学校から遠い家から通うことになった俺は、このことで本好きが高じるようになったと自己分析している。学校帰りに歩きながら文庫本を読む姿がまるで二宮金次郎のように見えたのか、「えらいわね」と近所のおばさんたちに言われたことを思い出すが、読んでいたのはSFか推理小説だった。

だがしかし趣味の読書であっても本を読むのはいいことだ。数多くの言葉に触れ、語彙が豊富になる。言語表現の世界が豊かになる。社会人になっても本を読むことが早いこと、文章を書くことが苦にならないことは、子供の頃の読書体験のためだと思う。報告書、企画書、提案書、稟議書。知的労働者には文字を読み、書くことが求められるのだ。

社会人になってパソコンの解説書や仕事に関係する書籍を読むことはあっても、小説など趣味としての読書からは遠ざかっていたが、電子ブックのおかげで近年は再び読書体験が豊かになっている。今は通勤時にKindleとNOOKを両方持ち、同じ書籍を両方で読めるようにしている。明るいうちは歩きながら、あるいは電車の中ではE-inkのKindleで読み、暗いところではNOOKで読む。家を出てから職場に着くまで、職場を出てから家に着くまで2台の電子ブックを使い分ければフルに時間を読書に使うことができる。おおむね俺は文庫本で100ページを1時間で読めるので、一日の通勤時間3時間をフルに使うと600ページくらいの小説なら2日で読めることになる。ちなみに文庫本の600ページはかなり厚い本だ。

ところで前置きが長くなったが、最近読んだ本の中で特に面白かったのがこのT・J・マグレガー(Trish Janeshutz Macgregor)だ。T・J・マグレガーは1950年生まれのアメリカ人女性作家。いくつかの職を経て小説家になり、1985年に作家デビューした。私立探偵のクィンとマクレアリが活躍するシリーズの第一作「闇に抱かれた女 Dark Fields」は1986年に発表され、第二作「銀幕に踊る死 Kill Flash」は1987年に、第三作「蜜のような殺意 Death Sweet」は1988年に発表された。

この3作品はそれぞれ別個の物語だが、ともに主人公はクィンとマクレアリのコンビである。第一作の冒頭ではクィンとマクレアリは赤の他人だ。その二人が事件をきっかけに出会い、最初は反目し合っていた二人が次第に心を惹かれていく。事件を解決するというサスペンス仕立ての物語に、二人の生き方が重ねあわされる。 作者が女性だということもあるのだろう、マクレアリに対するクィンの気持ち、女性の心がとても丁寧に描かれている。男にとってこのクィンという女性は扱いにくいように思えるが、男というものはそういう扱いにくい女性に結局は惹かれてしまうのだな、ということも考えさせられて面白い。

第一作から第二作、第三作へと次第に事件のスケールが大きくなっていき、クィンとマクレアリの関係も次第に深く描かれていく。まるで「三部作」のようである。読むならこの三冊は、一気に読み通すといい。この「クィン・アンド・マクレアリ」シリーズはこの後も続くので、先を楽しみにしている。

Written by Yoshio Matsumoto

2012年7月21日 @ 9:43 AM

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