ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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PowerPoint : PowerPointのスライドにローカルコンピュータの写真をリンクし、クリックしたときにブラウザではなくWindowsフォトビューアーで開くには

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お世話になった先生からの質問があった。それは「パワーポイントで発表のスライドを作っているのだが、スライドの文字をクリックして写真を開くとき、ブラウザで開かずにWindowsフォトビューアーで開きたい」というものだった。理由は、スライドの途中で写真を見せたいのだが、ひとつのフォルダに見せたい写真を集めておき、順番に表示したいから、とのことだった。確かに多くの写真をパワーポイントのスライドショーで発表中に見せたいとき、いちいちスライドに張り付けるのは手間がかかる。発表の途中でWindowsフォトビューアーを開くことができれば、必要な写真をフォルダの中にまとめておきさえすれば、「次へ」のボタンで次々に写真を示すことができるわけだ。

もちろん、発表の途中でスライドショーを止め、明示的にWindowsフォトビューアーを起動してもいいのだろうが、それはエレガントでない。スライド中の文字をクリックしてWindowsフォトビューアーを表示し、スライドを止めずに発表を続けられることが望ましいだろう。

その先生は自分でいろいろ調べてみたそうだ。Webで検索し、パワーポイントの設定をくまなく探し、パソコンに詳しい知人に聞き、パソコンショップの店員に聞き、など思いつくいろいろな方法で調べたらしい。しかしどこにも解答は得られなかった。そこで私のことを思い出し、電話してきたということだ。俺は燃えた。

まず俺には、最近のアプリケーション、とりわけマイクロソフト製品において、およそユーザーが想像することが実現できないはずがない、という認識がある。そして誰かが「できない」と思ったことを「やってみせる」ことに大きな喜びを見出している。さらに、その先生は仕事の上でかつて私の上司であり、たいへんお世話になった。この先生のやりたいことを実現したい、との思いが強烈に湧いてきた。

ここでは仮に使いたい画像が「D:」ドライブの「photo」というフォルダにあるとして説明する。D:ドライブにphotoのフォルダを作り、Windowsのサンプルピクチャを「D:photo」フォルダにコピーしておこう。

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<Fig.1 : 「サンプルピクチャ」をD:photoフォルダにコピーした>

まず一般的にパワーポイントのスライドでプレゼンテーション中に文字などのリンクをクリックして画像を表示させたいときは、「ハイパーリンクの挿入」をするだろう。スライドに「ここをクリックしてください」のような文字を書き、その文字を選択してメニューから「ハイパーリンク」のアイコンをクリックするか、選択文字を右クリックして「ハイパーリンク(H)…」をクリックする。すると画像ファイルを選択するウィンドウが表示され、表示する画像を設定することができる。

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<Fig.2 : スライドに文字を書き選択して「ハイパーリンクの挿入」ボタンをクリックする>

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<Fig.3 : スライドに文字を書き選択して右クリックメニューから「ハイパーリンク(H)…」を実行する>

ハイパーリンクを設定したスライドを実行しよう。スライドに表示された文字は青くなり、アンダーラインが引かれている。またマウスポインタを文字に重ねると、リンクに設定されている画像ファイルがポップアップする。

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<Fig.4 : 画像のハイパーリンクを設定したスライドを実行する>

画像へのハイパーリンクが設定された文字をクリックすると、画像が表示される。しかし画像表示に使われるのは「インターネットエクスプローラー」だ。「ハイパーリンク」で表示するアプリケーションを変更することはできない。「ハイパーリンク」の概念は、「インターネットエクスプローラー」と結びついているといえる。

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<Fig.5 : ハイパーリンクをクリックするとインターネットエクスプローラーで画像が表示された>

「ハイパーリンク」では画像を表示するアプリケーションを自由に変更することはできない。そこで「ハイパーリンク」ではなく「動作」の設定をする。

スライドに文字を書き、文字を選択してメニューの「動作」アイコンをクリックする。

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<Fig.6 : スライドに文字を書き選択して「動作」ボタンをクリックする>

「動作」ボタンをクリックすると「オブジェクトの動作設定」のウィンドウが開く。ここで「オブジェクト」というのは、この場合は選択された文字にあたる。対象の文字をクリックしたときに、どんな動作を実行させるかを設定するのだ。

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<Fig.7 : 「オブジェクトの動作設定」ウィンドウ>

ここで「ハイパーリンク」を選ぶと、インターネットエクスプローラーでしか画像を表示することができないので、「プログラムの実行」を選ぶ。「プログラムの実行」ラジオボタンをクリックすると「参照」ボタンが有効になるので、「参照」ボタンをクリックし、「起動するプログラムの選択」ウィンドウを開いて画像を選択する。

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<Fig.8 : 「起動するプログラムの選択」ウィンドウ>

画像ファイルが入ったフォルダ、ここではD:photoフォルダを指定している。しかし画像ファイルは見えず「検索条件に一致する項目はありません。」と表示されている。これはファイルの検索条件が「プログラム(*.exe)」になっているためだ。

そこで「ファイル名」テキストボックスの横にある「プログラム(*.exe)」を「すべてのファイル(*.*)」に変更する。そうすれば画像ファイルのファイル名が表示され、選択することができる。

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<Fig.9 : 「起動するプログラムの選択」ウィンドウでファイルの種類を「プログラム」から「すべてのファイル」に変更する>

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<Fig.10 : ファイルの種類を「プログラム」から「すべてのファイル」に変更し画像を選択する>

「起動するプログラムの選択」ウィンドウで画像ファイルが指定できたら「OK」ボタンをクリックして設定を終わる。すると「オブジェクトの動作設定」ウィンドウで、「プログラムの実行」テキストボックスにターゲットの画像ファイル名が記述できていることが確認できる。確認できれば「OK」ボタンをクリックする。

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<Fig.11 : 「オブジェクトの動作設定」の確認>

「動作」が設定できたスライドをプレビューしてみよう。するとハイパーリンクを設定した場合と同じおように、設定した文字は青くなり下線が引かれている。またマウスポインタを文字に重ねると、リンクに設定されている画像ファイルがポップアップするところもハイパーリンクと同じだ。

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<Fig.12 : 「動作」で画像ファイルを指定したスライドを実行する>

ハイパーリンクを設定したときと同様、画像への動作が設定された文字をクリックすると、画像が表示される。しかしこのときはインターネットエクスプローラーではなく「Windowsフォトビューアー」が起動し、画像を表示している。「Windowsフォトビューアー」なら左右の三角矢印アイコンをクリックすることで、フォルダ内の写真を次々に切り替えて見ることができる。

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<Fig.13 : 「動作」を設定した文字をクリックするとWindowsフォトビューアーで画像が表示された>

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<Fig.14 : 「次へ(右矢印)」のアイコンをクリックし次々に画像を切替え表示する>

「動作」の設定で「プログラムの実行」を選んだ場合、本来は実行するプログラム名を記述するのだが、ここでやったように画像ファイル名を指定することもできる。ではこのとき、画像ファイルを実行するプログラムは何かといえば、それは画像ファイルのファイル形式に対して「既定のプログラム」が決まっているためである。

ある画像ファイル形式に対して、どんな「既定のプログラム」が決まっているのかを確かめるには、画像ファイルのプロパティを見ればよい。パワーポイントで「動作」-「プログラムの実行」で画像ファイルを指定したとき、どのプログラムが起動するかはコンピュータ自体の「既定のプログラム」に依存する。

既定のプログラムが何であるかは、画像のプロパティの「全般」タブ「プログラム」で確認できる。

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<Fig.15 : 画像ファイルのプロパティで既定のプログラムが「Windowsフォトビューアー」であることを確認する>

Windowsでは、この「既定のプログラム」を変更することができる。それには変更したい形式の画像ファイルを選択し、右クリックメニューから「プログラムから開く」-「既定のプログラムの選択(C)…」をクリックする。

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<Fig.16 : 画像ファイルを右クリックして「プログラムから開く」-「既定のプログラムの選択」を実行する>

「ファイルを開くプログラムの選択」ウィンドウが開くと、JPEGファイルの場合、このように「推奨されたプログラム」の一覧が表示され、「Windowsフォトビューアー」の設定が推奨されている。ここで仮に「Windows Live Photo Gallery」を選択し、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」にチェックしたまま「OK」をクリックする。するとJPEGファイルを開く「既定のプログラム」が「Windows Live Photo Gallery」に変更される。

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<Fig.17 : 「ファイルを開くプログラムの選択」ウィンドウでプログラムを「Windows Live Photo Gallery」に変更する」

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<Fig.18 : 「ファイルを開くプログラムの選択」ウィンドウでプログラムを「Windows Live Photo Gallery」に変更した>

「既定のプログラム」を変更したら、変更できたことを確認する。先と同じように変更した形式の画像ファイルを選択し、右クリックメニューから「プログラムから開く」-「既定のプログラムの選択(C)…」をクリックする。

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<Fig.19 : JPEGファイルを開く「既定のプログラム」がWindows Live Photo Galleryに変更されている>

この状態で、先に作ったパワーポイントのスライドを実行し、「動作」が設定された文字をクリックする。するとパワーポイントは何も変えていないのに、画像ファイルは「Windowsフォトビューアー」でなく「Windows Live Photo Gallery」で開くようになる。

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<Fig.20 : スライドをクリックすると変更した「既定のプログラム」であるWindows Live Photo Galleryで写真が表示された>

同様に「既定のプログラム」を「Microsoft Picture Manager」に変更しよう。するとパワーポイントの文字をクリックすると、写真が「Microsoft Picture Manager」で表示されるようになる。

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<Fig.21 : スライドをクリックすると変更した「既定のプログラム」であるMicrosoft Picture Managerで写真が表示された>

基本的にはこのように、画像ファイルのファイル形式に設定された「既定のプログラム」が起動し、写真を表示するようになる。しかしうまくいかない場合もある。例として「既定のプログラム」を「ペイント」に設定した場合をあげよう。

JPEG形式のファイルに対し「既定のプログラム」を「ペイント」に指定する。そしてパワーポイントのスライドで「動作」に画像ファイル名を指定した文字をクリックすると、

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<Fig.22 : 「ファイルを開くプログラムの選択」ウィンドウでプログラムを「ペイント」に変更した>

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<Fig.23 : 「検索または実行できませんでした」のメッセージが表示され画像が表示できない>

パワーポイントのスライド上で文字をクリックし、写真を「ペイント」で開きたい場合はあまりなさそうに思われるが、もし「ペイント」で開きたいと思えばどうすればよいだろう。そのときは「オブジェクトの動作設定」のウィンドウで「プログラムを実行」のテキストボックスに、明示的に起動するプログラム名を記述すればよい。もし「ペイント」で「D:\photo」の「Chrysanthemum.jpg」画像を開きたいときは、「mspaint.exe D:\photo\Chrysanthemum.jpg」を記述すればいい。

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<Fig.24 : 、「オブジェクトの動作設定」で「mspaint.exe D:\photo\Chrysanthemum.jpg」を記述した>

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<Fig.25 : スライドをクリックすると「オブジェクトの動作設定」で明示的に指定した「ペイント」で写真が表示された>

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