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クレジットカードのキャンペーンとリボ払いの落とし穴

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クレジットカードを取得するとき「新規ご入会キャンペーン」といった特典がもらえる場合がある。しかし何らかの特典がもらえるには、それなりの見返りが必要である。まれに、まったく何もせず入会するだけでギフトカードなどの特典をもらえる場合もあるが、たいていは何カ月以内に一定の金額の利用が必要とされているだろう。このとき気をつけなければならないのは「リボ払い」だ。

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※写真は本文と関係ありません。

「リボ払い」というのは、毎月の支払いを一定額に抑え、額を超えた分は翌月支払いにまわし、金利がつく、という支払い方法だ。これは支払額を毎月一定に抑えることで支払いに苦労することはなくなるが、翌月回しになる支払いについては手数料として金利を上乗せした払わなければならない。ここでの金利だが、たとえば銀行にお金を預けるとき、銀行から支払われる金利は現在どのくらいの相場であるかといえば、郵貯銀行の郵便預金で1年間の定額預金金利が 0.035 %、三井住友銀行のスーパー定期預金で1年間の金利が 0.025 %だ。一方、住宅ローンで銀行からお金を借りるとき、郵貯銀行の「フラット35」の返済期間20年以内、融資率9割以内で年利 1.580 %、三井住友銀行の超長期固定金利型で20年以内が 2.24 %だ。

銀行などの金融機関は、集めるお金に対する金利は小さく、貸し出すお金の金利は大きく設定することで利益を得る。これが 0.025 %や 0.035 %と、1.58 %や2.24 %の違いになる。ではリボ払いの金利はいくらなのか。

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※写真は本文と関係ありません。

クレジット会社によって違いはあるが、おおよそリボ払いの金利は年 10 ~ 15 %である。これは住宅ローン金利の 5倍から 10倍くらいの金利だ。この金利が適用されるのは、基本的に毎月の返済額の上限を超えた、翌月以降に繰り越される支払いに対してなので、いくら使ったのかと同時に、毎月の返済額上限はいくらなのかが重要になる。

加入するクレジットカード会社の様々なシステムの違いがあり正確な総返済額の計算は難しいが、利用額、毎月返済額、金利、からシミュレーションできるサイトを JCCA 日本クレジットカード協会が作っている。仮にリボで10万円利用し、月々の支払金額が5,000円、実質年利が 15 %だとしよう。シミュレーションでは総支払額が 111,841円となった。

http://www.jcca-office.gr.jp/consumer/revolving/
JCCA 日本クレジットカード協会

リボ払いの計算_mid_640_480

JCCA 日本クレジットカード協会のページによるシミュレーション

「新規ご入会キャンペーン」といった特典があるときに気をつけなければならないことは、それが「リボ払い専用カード」になっていることがあり、そのことがわかりにくくなっていることである。高額の特典が目についてクレジットカードを申し込むと、リボ払いという意識なく会員契約されてしまうことがある。

たとえばクレジットカードに新規に加入し、3か月以内に10万円利用すれば7,000円のギフトカードがもらえる、といったキャンペーンがある。10万円の利用で7,000円も特典を受けられるなら結構なことだ、と思うかもしれないが、いざカードを申し込むとリボ払い専用カードで、自動的にすべてリボ払いになり、しかも当初の設定が月5,000円の支払い額となっている。そのまま10万円の買い物をすると、仮に7,000円のギフトカードはもらえても、支払総額は111,841円、つまり手数料に1万円以上とられることになるかもしれない。

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※写真は本文と関係ありません。

リボ払いであっても、月あたりの支払額上限を変更することができる。しかし10万円以上利用すれば、といったキャンペーンのクレジットカードのリボ払い月額上限が、最大5万円であったりする。増額しようとおもってもできない仕組みになっている。

クレジットカードの会員になったら、まず自分が契約した内容を正確に理解し、必要ならばリボ払いをやめる、月あたりの支払額を増額する、ショッピング利用枠を下げる、などの手続きをしよう。また不正利用を防ぐため、キャッシング利用枠を下げたり無効にすることも考えたい。またショッピングの利用枠とは別に割賦枠の制限を下げることもできる。よくわからずに「得になりそう」という直感だけで手を出さないようにしたい。

つまりは「この世においしい話はない」ことを常識と思っておくことだろう。コンピュータやインターネットが普及し、このような様々な金融サービスが身近になった現在、教科「情報」でもこのようなことを正確に知識として教え、正しい判断ができる態度を身に付けさせたい。

Written by Yoshio Matsumoto

2014年10月5日 @ 2:10 PM

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