ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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もはや角型 9V の 006P 乾電池は積層電池ではないのか – Surface Pro 3専用 Surface ペンで使うために 006P 乾電池を分解して AAAA 単6乾電池を取り出すとプラスとマイナスが逆形状だった

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昔は、で始まることが多くなり、歳をとったことと時代の変化を感じる。角型 9V の 006P 乾電池は「積層乾電池」と呼ばれた。もともとソニーがトランジスタラジオの乾電池として開発したようだが、ギタリストにとってはエレキギターのエフェクターに使われる電池として必需品だった。006P というコードがこの電池の形状をあらわすもののようで、9V という高電圧を得るために内部に 1.5V の起電力を持つ乾電池を複数積み重ねた構造を持っていた。以前は横にスライスしたように、薄いペレット状、たとえるならタブレット型のガムのような形のものを 6 個積み上げた構造だった。子供の頃、乾電池を分解して中の構造を見ることをよくやったが、積層乾電池も分解して中を見て感心した覚えがある。

この 006P 乾電池だが、今は多くのものが単6型、AAAA 型の筒形乾電池を 6個たばねた内部構造をしているようだ。これだと「積層電池」というよりは「連結電池」「束ねた電池」と言いたいところだが、複数の電池を組み合わせているのでやはり「積層電池」と言うらしい。

電池の種類や構造をあらわす形式番号では、単6型乾電池6本積層タイプはマンガンは 6R61 、アルカリは 6LR61 とあらわし、角型一体積層タイプは 6F22 や 6LF22 とあらわすようだ。

一方、AAAA 形式の乾電池は「単6型」と呼ばれるが、これは ANSI 規格、米国国家規格協会 American National Standards Institute 規格の筒形乾電池であり、日本には規格がないようだ。そのためか、Surface Pro の専用 Surface ペンで使われるが、一般に入手が困難で値段も安くない。

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すでに何人もの人が単6電池を手に入れるために、006P 9V 積層電池を分解していることをネットでも公開しており、実際そのようなことができるかどうかやってみた。

念のため、乾電池の分解は自己責任であり、加熱、発火の危険もあるので安易にまねをするのはやめてほしい。とりわけアルカリ電池は内部抵抗が小さいのでショートしたときに過大な電流が流れるためたいへん危険だ。

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買ってきたのはこれ。ダイソーで 100 円のアルカリ 006P 積層乾電池。形式番号は 6LR61 とあるので単6電池で構成されていると判断できる。

実際に近寄ってみると、縦に筋が入っていて内部が想像できる。

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ペンチやニッパーで分解していく。角から少しずつ。巻いてあるラベルも内部もプラスチック製なので分解しやすい。子供の頃に分解した 006P 積層乾電池は金属製のパッケージだったが。

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取り出すとこのように 6 本の単6型乾電池が連結した構造になっていた。ここで気を付けてみておけばよかったのだが、分解することしか頭になかったので、ペンチとニッパーを使って連結金具を全部きれいに取り外してしまった。

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金具を取り外してばらばらにして並べてはじめて気が付いた。電池の両端のうち、かすかに出っ張っているのがマイナス極で、プラス極が平らになっている。見た目にはプラスとマイナスが逆のようになっている。

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実際の単6電池と並べるとこんなかんじ。実際の単6電池のプラス極はかなり出っ張っていることがわかる。試しにこのまま Surface ペンに入れてみたが、やはりまったく使えない。プラス側に出っ張りをつけなければいけない。もし電池を分解するときに接続金具を一部残したままにしておけば、それが出っ張りになったのだが、後の祭りだ。

そこではんだ付けをしてはんだの出っ張りをつけた。だがこのように乾電池に直接はんだづけをすることは本当はしてはいけない。表面を加熱しただけでははんだはきちんとつかないので、かなりじっくりとはんだごてをあてて加熱することになる。そうすると乾電池の内部構造を熱で傷めることになるからだ。

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はんだでプラス極を盛り上げると、Surface ペンでちゃんと使えるようになった。

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単4乾電池、AAA の大きさは直径 10.5 mm、高さ 44.5 mm。単6乾電池、AAAA の大きさは直径 8.0 mm、高さ 42.0 mm。このサイズならマイコンボードを組み込むときの電源に使うのもよさそうだ。今回は Surface ペンに使うためにはんだでプラス極を盛り上げるという荒っぽいことをしたが、写真でもわかるようにプラス極側の表面シールが変色してしまっている。かなりの熱を加えた結果だ。このようなはんだ付けをせずに利用するには、分解するときに接続金具を残しておくか、あるいは器具の電池ボックス側でプラス極の形状を工夫するなどが必要だろう。

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重ねて言うが、乾電池の分解は自己責任であり、加熱、発火の危険もあるので安易にまねをするのはやめてほしい。とりわけアルカリ電池は内部抵抗が小さいのでショートしたときに過大な電流が流れるためたいへん危険だ。またはんだ付けなどをすると、電池の内部構造が傷みメーカーの保証が得られないどころか火災の原因になる可能性もある。あくまでも知的好奇心を満足させるための実験だ、と理解してほしい。

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