ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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Archive for the ‘コンピュータ’ Category

3月5日(土)、神戸三ノ宮で行った「ラボワーク LW02 – Digispark 切手大の小さい Arduino を使う」

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アドミンティーチャーズ「『ラボワーク LW02 – Digispark 切手大の小さい Arduino を使う』の報告」
https://adminteachers.wordpress.com/2016/03/28/%e3%80%8c%e3%83%a9%e3%83%9c%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af-lw02-digispark-%e5%88%87%e6%89%8b%e5%a4%a7%e3%81%ae%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%84-arduino-%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%86%e3%80%8d%e3%81%ae-2/

今回の「ラボワーク」では、参加のみなさんがご自分のパソコンをお持ちになったので、実際に環境を整えたりスケッチを書いたりという実践的な実習ができた。とてもよかった。今回の「ラボワーク」では、次のようなことをした。

・切手大の Arduino の亜種といえる Digispark を使ってみる。
・Arduino IDE で Digispark を開発するための環境を整える。
・Digispark と PC 間のインタフェースについて知る。
・Arduino IDE を使って簡単な「Lチカ」プログラミングをして Digispark を動かす。

Digispark は USB インタフェースの形状が異なるものを 2種類用意した。ひとつはむき出しの USB コネクタがボード上に形成されているもので、もうひとつはボードにマイクロ USB コネクタが付いているも。むき出し USB コネクタのものはケーブル不要で直接パソコンに挿すことができるので便利だ。どちらの Digispark も中身は同じ。

Digispark は Arduino IDE で開発することができるが、Digispark 用のボードマネージャーを適用する必要がある。ここで現在、Digispark 開発用に提供されているボードマネージャーが、Arduino IDE のバージョンによっては動かないという現象がある。Windows 用の Arduino IDE では、1.6.5 では正しく適用されることがわかっているので、異なるバージョンの Arduino IDE を使っている方には 1.6.5 をインストールしなおしていただき、その後 Digispark 用のボードマネージャーを適用していただいた。

Digispark は他の Arduino と異なり、パソコンとのインタフェースは USB – シリアル変換ではない。パソコンからは Digispark はキーボードやマウスと同様の HID (Human Interface Device) として動作する。したがって固有のデバイスドライバを導入する必要がなく、標準の HID ドライバが適用されればいい。スケッチを導入するには、まず Arduino IDE で「マイコンボードに書き込む」ボタンを押してから USB に Digispark を挿す。Digispark は通電後、数十秒間はプログラム転送モードになり、その間にスケッチが導入される。スケッチの導入が終われば自動的にリセットし、プログラムが動き始める。

Digispark にはオンボードで LED が 1個ついているので、スケッチでオンボードの LED を点滅させるスケッチを作って確かめた。点滅速度を変更したり、PWM でフェードイン、フェードアウトの光らせ方を体験したりした。

次回は 4月2日(土)。テーマはプログラミングとし、シフトレジスタでコントロールする LED チューブの点灯と、ダイナミック点灯のプログラミングを考えている。前回同様 12 名の定員の小さな会議室を予約しているので、希望の方は早めに申し込んでください。数日中にアドミンティーチャーズのサイトで告知します。

アドミンティーチャーズ Web
https://adminteachers.wordpress.com/

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マイクロソフトは世界中の人々をみなプログラマーにする。プログラミング革命。世界が変わる。

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このタイトルを見て、同意できない人もいるだろう。テクノロジーやプログラミングに習熟している人ほどそう思うかもしれない。しかし間違いなくプログラミングは身近なものになっており、その速度は加速度を増している。そしてこのことが、世界を大きく変えるに違いない。そしてそれはもはや始まっている。

思い出してみよう。私の世代はコンピュータの誕生とともに歩んできたといえる。中学生のとき、私は初めてコンピュータに出会った。それは当時「マイコン」と呼ばれることが通常で、今から比べると貧弱で扱いにくく弱弱しいものだった。しかし私はそのコンピュータに出会ったとき、生まれて初めてのBASICプログラミングを夢中でやり、気が付けば空が明るくなり朝を迎えたという経験をした。

高校生の頃、ウォークマンが世の中に出た。それはカセットテープを使った持ち運びのできる、しかしスピーカーを持たない、イヤホンで自分だけが聴くためのマシンだった。ロックに目覚めた私はウォークマンの初代機を買い、ヘッドフォンをつけて町に出て音楽を聴いた。両親は嘆いた。そんなおかしな恰好をして外に出るな、と。だが今はどうだ。誰もが町で自分だけの音楽を聴いている。

大学生の頃、ようやく実用的なパソコンが庶民にも使える時代になった。就職したとき、勤務先の学校には NEC の 9800 シリーズのマシンがあった。しかしそれは予算がついて購入されたものの、誰も使える人はいなかった。使おうと考える人もいなかった。そこで私は Multiplan の表計算ソフトで成績処理のコンピュータ処理をはじめた。当時パソコンで表計算をすることは、特別な技能を持った人間のすることだった。

就職してしばらくし、ノートパソコンを買った。それは今のように軽量で小型のものではなく、バッテリーの持ちも極めて悪かったが、うれしくて毎日持ち歩き電車の中で物を書いたりした。周囲から奇異な目で見られた。あの人は何をやっているのだ、といったかんじだ。会議でもノートパソコンを使い始めた。ある教育セミナーに出席したとき、講演をノートパソコンでメモしていると隣の席の人から「キーボードの音がうるさいのでやめてくれ」と言われた。ノートパソコンを持ち歩き外出先で何かする、ということは変人のすることだった。今ではどうか。誰もがノートパソコンやタブレット、スマートフォンを外出先で使っている。

ウォークマンで外出先で音楽を聴いたり、表計算ソフトを使ったりモバイルデバイスを使うことは、最初はマニアックな変人のすることであったかもしれない。しかしそれが便利なものなら、必ず真似をする人が出てきて、そのうちに当たり前のことになってくる。プログラミングはどうか。確かにプログラミングは敷居が高い。しかし今では、デスクワーカーのほとんどが Excel の表計算ソフトウエアを使い、多くの人がマクロプログラミングをやっている。なぜか。マクロを使うと定型業務あ楽になるからだ。それがわかると人はマクロを学ぼうとする。マクロを教えるセミナーもある。

Excel でマクロを組めるようになれば、もはや一般のプログラミングも、ほんの目の前にある。Microsoft Visual Studio のようなプログラミングツールは革命的に進化し、とても簡単にプログラミングができる時代になっている。誰もが自分に必要な、仕事上の、家庭の、ホビーでのプログラミングをカジュアルにする時代になるだろう。それは、自動車の運転のように私たちの生活に浸透するだろう。今でも車の運転をしない人がいるが、ほとんどの人が運転免許を取得し、マイカーを運転して買い物へ、職場へ、旅行に行く。それと同様のことがコンピュータやプログラミングの世界でおこるに違いない。

(・・・続く)

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SQL Serverの実習につかいたい、ECS 超小型 Bay Trail-M 搭載デスクトップ LIVA-C0-2G-64G-W

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これを見つけたのはソフマップの店頭だった。実習用のネットワークでサーバーとして働く小型のコンピュータを探していたところ、みつけた。

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これにSQL Serverをインストールし、勉強会の実習でいつでも使えるようにしておきたい。とにかく、小型で軽いことが特徴だ。スペックは、Intel Bay Trail-M SoC Celeron N2807搭載、最大TDPわずか4.3Wでファンレス設計による完全無音動作。MMC64GBストレージ、容量2GBの低電圧DDR3Lメモリ内蔵、Wi-Fi 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0標準搭載、本体重量約190g、筐体容積0.4リットル、最大消費電力約14.9Wという圧倒的な省電力性能によりACアダプタで動作。HDMI、D-sub同時出力、マルチモニタに対応、USB 3.0×1、USB 2.0×1、ギガビットLANポート×1搭載、5V/Micro USB形状の電源コネクタを採用。とても斬新な設計だ。

本体パネルの手前には、電源ボタンとイヤホンジャックのみがある。合理的なデザインだ。その他のコネクタは、すべて後ろ側のパネルにまとめられている。

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大きさは、まさに「手のひらサイズ」だ。片手で楽々つまめる大きさで、しかも軽い。本体がプラスチックでできているために、とても軽い。ファンレスであることも軽量化に寄与している。

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質量を測ってみよう。手持ちのキッチンスケールに載せて重さを測定する。小型のキッチンスケールにも十分乗る大きさだ。実測値は188g。

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電源供給がmicro USBであるところも面白い。専用のACアダプターが同梱されているが、使うことはないだろう。micro USBならどこででも給電できる環境があるからだ。

久しぶりにレビューしたい面白いコンピュータに出会ったが、実際これにどんなOSをインストールするかだ。本来はデスクトップPCとして使うように設計されているようだが、できればWindows Serverをインストールし、SQL Serverを動かしてみたい。そうすれば実習環境で使える便利なサーバーになるからだ。

Microsoft Surface RTに最適のコンテンツ保存用USB外部メモリ – 超小型で取り付けたまま持ち運んでもいい

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以前に紹介したが、Microsoft Surface RTの特徴のひとつにUSBポートを備えているところがある。

「マイクロソフトが満を持して発表したSurface RTは最初にして最高のタブレットだ。キックスタンド、タイプカバー、USBポート、そしてワード、エクセル、パワーポイント、ワンノートの利用が他に比類ない。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/category/%e3%82%bf%e3%83%96%e3%83%ac%e3%83%83%e3%83%88/

このUSBポートには、PC用の様々なデバイスを取り付けることができる。たとえばプリンターや外付けキーボードなどだ。そしてもちろん、USBメモリも使うことができる。Surface RTを常時インターネットに接続し、SkyDriveにコンテンツをしまっておくのもいいが、USBメモリに保存しておけば大量のデータを手際よく使い分けることができる。

ただしタブレットの使い方はパソコンと違って机の上に置くのではなく、手に取って使うことが多いだろう。またUSBメモリを取り付けたまま持ち運ぶこともあるだろう。そんなとき、この小型のUSBメモリが最適だ。

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<Fig.1 : Microsoft Surface RTに小型のUSBメモリを取り付けた>

このくらいの大きさなら、USBメモリを取り付けたまま持ち運んだり、かばんにしまっても問題ない。Webのユーザー評には「転送速度が遅い」というものもあるが、大きなファイルを大量にコピーするようなことでもなければ、通常の使用に問題はない。

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<Fig.2 : Microsoft Surface RTに取り付けた小型のUSBメモリ>

このメモリにはケースがついているので、使わないときはケースを取り付けておくといい。

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<Fig.3 : Microsoft Surface RTに最適な小型USBメモリとケース>

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<Fig.4 : Microsoft Surface RTに最適な小型USBメモリをケースに収めた>

●追記 2013/07/10

「マイクロソフトが満を持して発表したSurface RTは最初にして最高のタブレットだ。キックスタンド、タイプカバー、USBポート、そしてワード、エクセル、パワーポイント、ワンノートの利用が他に比類ない。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/07/03/%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88%e3%81%8c%e6%ba%80%e3%82%92%e6%8c%81%e3%81%97%e3%81%a6%e7%99%ba%e8%a1%a8%e3%81%97%e3%81%9fsurface-rt%e3%81%af%e6%9c%80%e5%88%9d%e3%81%ab/

「Surface RTはUSBでレーザープリンタなどが利用できる。これは大きなメリットだ。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/07/10/surface-rt%e3%81%afusb%e3%81%a7%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%83%97%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%81%aa%e3%81%a9%e3%81%8c%e5%88%a9%e7%94%a8%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%80%82%e3%81%93/

●追記 2013/07/13

「今日は日本版Microsoft Surface Proの発売日」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/06/07/%e4%bb%8a%e6%97%a5%e3%81%af%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%89%88microsoft-surface-pro%e3%81%ae%e7%99%ba%e5%a3%b2%e6%97%a5/

「Surface RTにSurface VGAアダプターとSurface HDデジタルAVアダプターを使い大型モニタに画面を映し出す。授業でSurfaceを利用すれば手際よくコンテンツを提示できるだろう。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/07/11/surface-rt%e3%81%absurface-vga%e3%82%a2%e3%83%80%e3%83%97%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%a8surface-hd%e3%83%87%e3%82%b8%e3%82%bf%e3%83%abav%e3%82%a2%e3%83%80%e3%83%97%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%82%92%e4%bd%bf/

「Microsoft Surface RTでWord、Excel、PowerPoint、OneNoteを使って日常的なパソコン業務のほとんどができる。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/07/13/microsoft-surface-rt%e3%81%a7word%e3%80%81excel%e3%80%81powerpoint%e3%80%81onenote%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%97%a5%e5%b8%b8%e7%9a%84%e3%81%aa%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3%e6%a5%ad/

「Microsoft SurfaceのUSBポートにパソコン用のキーボードを接続して使う。専用のタッチカバーやタイプカバーに不満を感じたら市販のキーボードを選んで使おう。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2013/07/13/microsoft-surface%e3%81%aeusb%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%ab%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3%e7%94%a8%e3%81%ae%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%89%e3%82%92%e6%8e%a5%e7%b6%9a%e3%81%97/

今日は日本版Microsoft Surface Proの発売日

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日本マイクロソフトは7日、Windowsタブレット「Surface Pro」の販売を開始した。価格は128GBモデルが99,800円、256GBモデルが119,800円。

各ニュースサイトの記事によれば、「Microsoft Surface Pro」は、2013年2月9日に米国とカナダで発売され、日本国内版では、海外版ではなかった256GB SSDモデルがラインナップされた。ディスプレイは10.6型フルHDワイド液晶(1,920×1,080ピクセル)でマルチタッチ対応。CPUはCore i5、メモリ4GBで、Office Home and Business 2013を搭載する。OSにWindows RTを搭載し、すでに国内で販売されている「Surface RT」とは、Windowsアプリを利用できるのが大きな違い。ワイヤレスはIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応。本体サイズは幅275mm×奥行173mm×高さ14mm、重量は907g。オプションとしてキーボードカバー「Touch Cover」(9,980円)、入力用ペン(2,980円)などが用意される。

ところで、2013年3月15日に日本発売となったMicrosoft Windows RTは、幅275mm×奥行173mm×高さ9mmで、今回日本発売となったMicrosoft Surface Proとは本体幅と奥行きは同じ、厚みだけがSurface Proがやや増している。重量はMicrosoft Windows RTが680g、Microsoft Surface Proが903gだ。画面サイズはどちらも10.6インチで同じだが、解像度はMicrosoft Windows RTが1366×768ドットであるのに対して、Microsoft Surface Proは1920×1080ドットである。

今日は仕事の都合で電気店に行くことができなかったが、エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなど家電量販店で販売されたようだ。

システム管理者にとって、Surface RTではなくSurface Proを使う利点は、なんといってもActive Directoryに参加できるところだろう。Surface RTはActive Directoryに参加することができない。しかしSurface ProはOSがWindows 8 ProであるのでActive Directoryによる管理の恩恵を十分に受けることができる。

個人で使うならSurface RT、会社で使うならSurface Pro、といった選択肢になるだろう。

山近慶一様「Windows コマンドプロンプト ポケットリファレンス」出版記念と 今年を振り返る会(略称:コマポリ忘年会)

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雑誌等で数多くの技術情報を発信しておられるWindowsの大家、山近慶一氏が技術評論社から「Windows コマンド プロンプト ポケットリファレンス」を出版されました。この出版を記念して、著者である山近慶一氏を囲み、下記のとおり懇親会を行います。みなさま万障お繰り合わせのうえご参集ください。

名称:山近慶一様「Windows コマンドプロンプト ポケットリファレンス」出版記念と
今年を振り返る会(略称:コマポリ忘年会)
日時:2011年12月22日、19:00(決定)
場所:梅田 CUISINE&個室BLUE RESORT 青の洞窟
        http://r.gnavi.co.jp/kag3103/
〒530-0027 大阪府大阪市北区堂山町4-12 白馬車ビル6F
TEL:06-6131-2461
地下鉄御堂筋線梅田駅 徒歩2分
阪急京都線梅田駅 徒歩2分
地下鉄谷町線東梅田駅 徒歩2分
       参加費:約4,332円
       幹事:松本吉生
       参加方法:電子メールで申し込み:

              山近慶一さん出版記念忘年会20111222

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宛先アドレス:
20111222komapore@matsumotoyoshio.com

タイトル:「山近慶一様『Windows コマンドプロンプト ポケットリファレンス』出版記念と
今年を振り返る会(略称:コマポリ忘年会)」に参加いたします

本文:
氏名 松本吉生(まつもとよしお)
(所属や山近慶一様とのご関係を簡単に記述していただければ幸いです。)

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人数がほぼ確定した時点で場所を決め予約をします。詳細は申し込み電子メールアドレスにお送りいたします。

会場手配の都合上、皆様におかれましては、できましたら早めの申し込みをお願いいたします。

Written by Yoshio Matsumoto

2011年12月18日 at 12:07 AM

真似をするなら自己責任で。電解コンデンサを交換して壊れたパソコンの電源を修理する。

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学校のシステム管理者はここまでしなければならないのか、といった自問自答を繰り返しながら、壊れたパソコンの修理をやってみた。そもそもの発端はこうだ。

俺が勤める学校には「教員パソコン」と呼ばれる教員一人一台のコンピュータ環境がある。これらは職員室の机上におかれ、教員は自分の机上の「教員パソコン」から校内のファイルサーバーや共有プリンタを利用して事務作業をしたり、インターネットのWebアクセスで教材を調べたりしている。もちろんActive Directoryでコンピュータやユーザーを管理している。

この「教員パソコン」として使われているコンピュータのうち、NEC製のデスクトップ「Mate」のスリムタワー、MY26X/R-Hが次々故障するという事態がこの夏あたりから発生した。昨日は1台、今日は2台、といったように、あたかもタイマーが切れたかのように動かなくなっていく。それは、映画「ブレードランナー」で描かれるレプリカントの寿命が尽きるシーンを思いだすほどだった。

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<Fig.1 : 次々と動かなくなったNECのMate MY26X/R-H>

動かなくなったコンピュータは、ほとんど同じ症状を呈している。それは稼働中に故障するのではなく、ある日、電源を入れようとして、動かなくなっていることに気づく、というものだ。そしてコンピュータは電源ボタンを押す前から電源ランプが点灯したままになっており、電源ボタンを押しても動かない、まったく何の反応もない、というものだ。

事務室を通じて修理の見積もりを依頼すると、数万円かかるということだった。かなりの台数になっているので、修理には相当の予算が必要になる。また古いコンピュータを数万円かけて修理することがよいのかどうかの判断もある。そこで当面、使えなくなったコンピュータを撤去して倉庫に集め、対策を考えることになった。

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<Fig.2 : 倉庫に集められた故障コンピュータ>

しかし次々にコンピュータが壊れていくので、何らかの対策を考えざるを得なくなった。そこで、これらのコンピュータのいったいどこの具合が悪いのかを調べてみることにした。

まだちゃんと動いているものもあったので、問題のないものと故障で動かないものの両方を分解し、メモリを交換してみたりハードディスクを交換してみたりした。そこでわかったのは、電源ユニットに問題があるということだった。動かなくなったコンピュータの電源を取り外し、ちゃんと動いているコンピュータの電源と交換すると、すべてのコンピュータがちゃんと動くことが確かめられたのだ。

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<Fig.3 : 故障の原因だった電源>

そこで、この電源部分だけを交換することができないかを考えた。近くのパソコンショップに電源を持っていき、これと同じものが手に入らないかを聞いてみると、ATマシンの電源はあるていど規格が決まっていて、これはおそらくTFX電源なのではないか、ということを教えてもらった。ただあいにくその店にTFX電源の在庫はなかった。

そこで再度、修理の問い合わせで、「電源部分の故障だということがわかったのだから、電源の交換だけでよいはずだから、もっと安く修理できるのではないか。なんなら電源部分だけを購入してこちらで取り替えてもいい。」と交渉してみた。すると電源部分だけなら7千円ほどで購入できる、というようなこともわかった。

それにしても、20台ちかく故障が出ているので、ひとつ7千円として20台で14万円もかかってしまう。それにしても、どのコンピュータも同じように電源が故障するとは、これは設計ミスか品質管理に問題があるのではないか、とも思われるほどである。

ところで、実は俺の義理の父は電気技師であり、電気製品の修理に詳しい人である。俺も子供の頃からはんだごてを片手にラジオやロジック回路を組み立てたりしたこともあり、修理の話などを聞き、電気機器やその回路、部品の話などをするのをいつも楽しみにしている。いろいろ聞く話の中で思い出したのが、「電気回路で壊れやすいのは電解コンデンサだ」ということだった。

もしかしたら、壊れた症状が同じならば、壊れた部品も同じものかもしれない。それならば、壊れた部品さえ特定できれば、その部品だけ交換することで直るかもしれない、と俺は思った。そこで電源ユニットを開いてみた。

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<Fig.4 : 電源ユニットを開けるとそこは埃でいっぱいだった>

電源ユニットの中は見るに忍びない状況だった。埃でいっぱいである。空冷ファンによって空気が外から中に吸い込まれているのだから、こうなる理由はわかる。しかし、それにしてもひどい埃である。これでは故障するのもあたりまえだ、という気がした。

さて、電源ユニットを開けて回路をざっと眺めるのだが、当然、どこがどうなっているかわかるはずがない。故障の原因が電解コンデンサだと見当をつけたとしても、電解コンデンサは基板上に10個以上ある。ちゃんと動く電源から部品を取り出し、ひとつずつ交換するしかない、と思いながらネットで電解コンデンサの故障について調べると、どうやら電解コンデンサが故障するときに、膨張、液漏れ、といった症状を示すらしいことがわかった。

そこで基板上の部品を見ると、確かに膨張し、頂点がもりあがっている電解コンデンサがある。他の電源も開けて比べると、どうやら全部同じ部分の電解コンデンサの様子がおかしい。

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<Fig.5 : 膨張し頂点がふくれあがった電解コンデンサ>

あらためて電解コンデンサの頭部を見ると、どのメーカーの電解コンデンサも、似たような切り込みが入れてあることに気づく。どうやら電解コンデンサの頭部にバツ印様の切り込みがしてあるのは、膨張したときに目視でわかりやすくするためなのだろう。

そこではんだごてを用意し、様子のおかしい電解コンデンサを取り外し、ちゃんと動いている電源の同じ部分の電解コンデンサを交換して取り付けてみる。すると、ちゃんと電源は動作することがわかった。

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<Fig.6 : 取り外した不良の電解コンデンサ>

この電解コンデンサさえ交換すれば電源はちゃんと動作し、コンピュータも使えるはずである。そこで同等の規格の電解コンデンサを注文し、交換することにした。

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<Fig.7 : 交換用の新しい電解コンデンサをまとめて購入した>

この電解コンデンサは、一個70円である。ひとつの電源ユニットには2個の新しい電解コンデンサが必要であるから、修理に要する費用は140円ということになる。

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<Fig.8 : 交換用の新しい電解コンデンサ>

もともと基盤についていた電解コンデンサより、少し径が大きく高さが低いのだが、基盤には余裕があるので取り付けには問題がなかった。

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<Fig.9 : 電解コンデンサを新しいものに交換した>

電解コンデンサを新しいものに交換すると、どの電源もちゃんと電気を共有してくれるようになった。20台のコンピュータを修理するのに、一個70円の電解コンデンサが40個、すなわち2800円の費用でできることになる。

もちろん、こうした修理はメーカーの保証外になり、何か他のトラブルがおこるかもしれない。したがってこの方法で修理したコンピュータを、そのまま実運用環境におけるかというと、それは問題があるかもしれない。しかし、一時的な実習に使うなど利用の場面はいろいろ考えられる。予算が乏しく、既存の設備を有効利用する方策を少しでも考えなければならない昨今なのだから。