ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

InfoPath & SQL Server !

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プログラミングせずにプログラミング思考が身に着くはずがない – 「プログラミング思考」という言葉のまやかし – Visual Studio を使った C# プログラミングは最高の学習環境である。

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「情報教育」や「プログラミング教育」という言葉が表に出るたびに本質からそれる言葉が作り出される。その理由は明らかだ。コンピュータのことを知らない人間が「情報教育」を語るとき「情報教育はコンピュータを教えるものではない」と言い、プログラミングを知らない人間が「プログラミングができなくてもプログラミング思考を身に着けることができる」と言う。この二つの理由の根は同じだ。

たとえばこのように言ってみよう。「英語で話ができなくても英語的思考を身に着けることができる」「足し算引き算ができなくても数学的思考を身に着けることができる」「電池を豆電球につなぎ光らせることができなくても理科的思考を身に着けることができる」「楽器を何も弾くことができなくても音楽的思考を身に着けることができる」

もうこれでいいだろう。

つまり、「プログラミングする」ということは「プログラミング思考」を養うための重要な学習プロセスであり、また「プログラミングができる」ことによって「プログラミング思考が身についた」ことを評価することができるのだ。

しかし、このことは当然、実用的なアプリケーションを完成させるまでのプログラミング力を養う必要はない、ということも真実である。またどのような言語を使うかも、学習者のレベルにあわせて選択すべきであろう。学習ツールとしてのプラットフォームも同様だ。

小学生ならブロック型のプログラミング言語を使うことがいいだろう。そしてブロックの背後にはコードがあることを体験させる。中学生程度なら多くの学校で実践されているエクセルのマクロ、VBA を使うのもいいだろう。厳密に言えばエクセルのマクロはプログラミングではなく、エクセルというアプリケーションソフトの「オートメーション」だ。しかしエクセルのマクロには学習者にとってたいへん有効な、マクロの自動記録の機能がある。マクロの記録をしながら画面を操作すると、操作の手順がマクロとして記録される。このコードを元にして応用、発展させることで、マクロの自学自習ができる。

高校生では本格的なプログラミングを学習させるべきだ。高校生には実際に社会で使われているアプリケーションやプラットフォームを使って実習をさせるべきである。筆者は20年も前に高等学校でマルチメディアデザインの授業を始めたが、当時いくつかあった安価な画像編集ソフトを使わず、Adobe の Photoshop を使った。

新しい技術の概念はツールに表現されている。適切なツールを使うことで新しい技術概念を正しく身に着けることができる。技術とツールは不可分である。

どの言語を使ってプログラミング教育をしていい。とならば、Visual Studio を使った C# プログラミングは大きな選択肢の一つである以上に、コンピュータの OS が Windows であるならば、最も開発環境を整えやすく、実社会で使われており、効率よく、単純なものから高機能なものまで作ることができ、データベースやネットワークの実習ができるアプリケーションも簡単に作ることができ、しかも書店に行けば初心者から上級者まで様々な解説書が手に入る、Visual Studio と C# の組み合わせは最高の選択肢だといえる。

2018年10月10日

松本 吉生(まつもとよしお)
Microsoft MVP Data Platform

1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

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PhotoshopとMicrosoft Office Word 2010で作る – Facebookプロフィール写真の加工

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このたび10年以上ぶりに使い続けたネットのプロフィール写真を更新した。その作り方を紹介してみる。

まず撮った写真そのままがこんなかんじだ。

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もとになる写真はこれだ。自分でデジカメを左手に持ち、斜め上に手をあげて上から撮影した。ちなみにブルーのシャツは2013年にMVPグローバルサミットで渡米した際に米マイクロソフト本社のカンパニーストアで買ってきた御土産だ。この写真には、プロフィール写真にするためにいくつかの問題がある。ひとつは背景が均一でなく邪魔なものが映っていること、ふたつめに風があったので髪が乱れるなどしていること、などだ。

まず気になる髪の乱れを修正しよう。縮小表示では気がつかないかもしれないが、拡大すると意外に髪が乱れているのがわかる。これはスタンプツールでタイルの色で塗りつぶすことで隠していく。

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次に顔にかかった一本の髪を修正する。これもスタンプツールだ。

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次に背景を整理しよう。邪魔な背景を除いて均一な背景を作るには、Photoshopを使って画像の一部分をコピーして貼り付けたり、スタンプで加工するのがいい。写真をPhotoshopで読み込み、白いタイルの背景を切り取り、新しいレイヤーで貼り付ける。角度をあわせるために回転を加える。

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yocface2014_making_003_mid_640 背景が後ろに広がった。右奥の隅も修正した。しかし奥の部分をよくみると、手前から奥に向かうタイルの目地はまっすぐになっているが、左から斜め上に向かってのびる目地は角度がずれているのがわかる。手前の画像をコピーして無理やり斜めに角度を変えたためだ。ここでは触らずにおいておく。

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次は画面の左側の修正だ。ここでは元の画像から縦にタイルの部分を切り取り、新しいレイヤーにコピーして角度を変え重ねた。しかしこれでは、色合いの違いがありすぎて違和感のある背景になった。そこで目地の部分だけを残して白いタイル部分を切り取り、新たに近似色で塗りつぶすことにした。

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次に顔のしみをとってみよう。些細なことと思われるが、小さなしみでも部分的に消すだけで肌がきれいになり、若々しく見えるようになるはずだ。

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Photoshopによる加工の最後に、画像奥のタイルの角度を修正する。画像の一部をコピーし、新しいレイヤーに貼り付け、角度を変え、色合いを調整し、場合によっては近似色で塗りつぶす、スタンプツールでコピーする、など手作業を駆使する。

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できた画像をMicrosoft Office Word 2010に貼り付ける。画像の必要な部分を正方形に切り取るため、図形描画で正方形を描く。描いた正方形のプロパティで、線の太さを太くし色を白にすると正方形の枠で画像を切り取るイメージになる。正方形の大きさを変え、位置を動かして適切な部分を切り取るようにする。目安は、画像の中心に目がくるかんじだ。

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そしてワードアートで文字を乗せる。文字を乗せる場合は、プロフィール写真が小さいスペースでわかりやすく見えるため、できるだけ画像を大きく見せるのがいい。そのため顔の位置をやや上側に動かし、文字を画面の幅いっぱいに広がる感じで乗せる。

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納得いくかんじにできれば、印刷プレビューモードにして画像を表示する。そのまま画面をキャプチャし、必要な部分を切り取る。

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これで完成だ。あとはアップロードするFacebookやSNSのシステムにあうように縮小するなどすればいい。

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Written by Yoshio Matsumoto

2014年5月15日 at 12:34 AM