ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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C# – 教科「情報」の授業で使うタイピングトレーニングのソフトを作っています。その 6。テキストボックスをリッチテキストボックスに変更。フォントサイズを変えることができるようにした。

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授業でタイピング練習をすると同時に、アジャイル的なアプリケーションの開発の実際を体験する目的で、自作のタイピングソフトを作って改良を重ねている。今回はやや大きめの変更を加えた。

ひとつは、例題に対して自分が入力した文字のどこが間違ったかを「〇〇文字目」と表示していたのだが、実際に間違った文字の色を変えるなど直感的にわかるようにしてほしい、という生徒からの要望だ。これは、たしかに、わかる。しかしテキストボックスでは文字装飾に限界があるので、テキストボックスをリッチテキストボックスに変更し、間違った文字の BackColor を変えるようにした。

間違った文字の位置は、文字列の比較で myStrCount に入っているので、それを利用して次のようなコードになる。

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//スコアの値から間違った文字を赤く変える
richTextBox1.Select(myStrCount, 1);
richTextBox1.SelectionBackColor = Color.Red;

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もうひとつの要望は、文字の大きさが小さいので自分で適度な大きさに変更できるようにしてほしい、というものだった。これもいいフィードバックだ。

そこでフォームに 2 つのボタンとトラックバー、文字の大きさのサンプルテキストボックスを加えた。ボタンにはフォントサイズを 1 ポイントずつ増減するコードを書き、フォントサイズの下限を 1、上限を 30 としてトラックバーを連結した。コードは次の通りだ。

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int myFontSize; // フォントサイズを変数にする

// フォントサイズを増やすボタン
private void buttonFontSizeUp_Click(object sender, EventArgs e)
{
    myFontSize++;
    if(myFontSize > 30)
     {
        myFontSize = 30;
    }
    myFontSizeChange();
}

// フォントサイズを下げるボタン
private void buttonFontSizeDown_Click(object sender, EventArgs e)
{
    myFontSize–;
    if(myFontSize <1)
    {
        myFontSize = 1;
    }
    myFontSizeChange();
}

// フォントサイズを変更するメソッド
private void myFontSizeChange()
{
     textBox2.Font = new Font("MS UI Gothic", myFontSize);
    richTextBox1.Font = new Font("MS UI Gothic", myFontSize);
    textBoxFontSize.Text = myFontSize.ToString();
    trackBar1.Value = myFontSize;
}

// トラックバーのスクロールイベントに対するメソッド
private void trackBar1_Scroll(object sender, EventArgs e)
{
    myFontSize = trackBar1.Value;
    myFontSizeChange();
}

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C# – 教科「情報」の授業で使うタイピングトレーニングのソフトを作っています。その 5。ユーザー ID を Active Directory から取得するようにした。

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教科「情報」の授業でタイピングソフトを自作して生徒実習をしている。このねらいは 2 つある。ひとつは、実際に使いやすいソフトウエアを使いたい、ということがある。特に生徒の実習データを Microsoft Flow に送信して集計しやすくする、ということがある。もう一つの目的は、ソフトウエア開発の実際を生徒に見せたい、ということだ。

いわゆる「ウォーターフロー型」の開発には限界があることが多く指摘されている。現代的なソフトウエア開発環境を最大限に活用するには、アジャイルと呼ばれる開発スタイルが望ましい。そこで教科「情報」の授業で自分が作ったソフトウエアを生徒に使わせながら、問題点や改善点を指摘させて次のバージョンに適用する、という手法でソフトウエア開発の実際を間接的に体験させるのだ。

そのためには、最初から完成されたソフトウエアを使わさない。最初はごく基本的な仕組みだけ作ったソフトウエアを使わせ、問題点や改善点を指摘することを演習とする。

様々な意見が生徒から出て興味深いのだが、これはまた別項でまとめることにする。今回のマイナーバージョンアップでは「学籍番号を入力するのが面倒だ」と「学籍番号を全角で入力してしまう間違いがおこる」ことを回避することを考えた。これは、システム管理をやっている者には常識的な実装になるが、ユーザー ID を Active Directory から取得することだ。これは一行のコードで実現できる。

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myUserName = Environment.UserName;

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そして取得したユーザー ID を gakuseID テキストボックスに表示する。

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gakuseID.Text = myUserName;

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ちゃんと取得することが確認できれば、学籍番号のテキストボックスの Enabled プロパティを false にし、書き換えられないようにする。

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gakuseID.Enabled = false;

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これで学生番号は間違いなく処理されるようになる。

C# – 教科「情報」の授業で使うタイピングトレーニングのソフトを作っています。その 4。いつでも終了、開始ができるボタンのインタフェースを制御した。

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教科「情報」の授業で使うタイピングトレーニングのソフトを作っている。ここでマイナーチェンジをしたのは、ボタンの有効状態を制御したところだ。たとえば、次の画面は文字入力をトレーニングして「終了」のボタンを押し、かかった時間とスコアを表示したところだ。

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ところがこの状態で「開始」のボタンが有効になっている。そこでこのまま「開始」をクリックして「終了」をクリックすると、一字も入力することなく結果が出てしまう。

textInputProgram_002_mid_640

そこで「開始」ボタンを押す前は「終了」と「リセット」を無効にし、「開始」ボタンを押せば「開始」ボタンは無効となり「終了」ボタンが有効になり、「終了」ボタンを押せば「終了」ボタンは無効となり「リセット」ボタンが有効となる、といったようにボタンの有効無効を制御することにした。

まずフォームの初期化で「終了」ボタンと「リセット」ボタンを無効にしておく。

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btnEnd.Enabled = false; //終了ボタンを無効にする
btnClear.Enabled = false; //クリアボタンを無効にする

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次に「開始」ボタンのクリックイベントで「開始」ボタンを無効にし「終了」ボタンを有効にする。

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btnStart.Enabled = false; //開始ボタンを無効にする
btnEnd.Enabled = true; //終了ボタンを有効にする

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そして「終了」ボタンのクリックイベントで「終了」ボタンを無効にし「クリア」ボタンを有効にする。

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btnStart.Enabled = false; //スタートボタンを無効にする
btnClear.Enabled = true; //リセットボタンを有効にする

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最後に「クリア」ボタンのクリックイベントで「クリア」ボタンを無効にし「開始」ボタンを有効にする。

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btnClear.Enabled = false; //クリアボタンを無効にする
btnStart.Enabled = true; //スタートボタンを有効にする

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これでボタンの有効無効管理ができた。

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textInputProgram_004_mid_640

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さて、このような制御をどこまですればよいのだろうか。それはプログラムを誰がどのように使うのかにかかっている。たとえばこのソフトウエアが、自分で文字入力のトレーニング結果を知りたいために使うのならば、このような制御を考える必要はないのかもしれない。自分の力を知るために「ずる」をする意味がないからだ。しかし、たとえば学校の授業で先生が生徒に課す場合は、少しでもよい結果を出すために「ずる」をしようと考える生徒がいるかもしれない。

そのことを考えると、たとえばテキストを別に入力しておき、ペーストするような「ずる」も考えられるかもしれない。使いやすさと同時に、想定外の利用をされないように考えることは、ソフトウエアの本来の機能とはまた別に、ソフトウエア開発のテーマである。

もはや角型 9V の 006P 乾電池は積層電池ではないのか – Surface Pro 3専用 Surface ペンで使うために 006P 乾電池を分解して AAAA 単6乾電池を取り出すとプラスとマイナスが逆形状だった

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昔は、で始まることが多くなり、歳をとったことと時代の変化を感じる。角型 9V の 006P 乾電池は「積層乾電池」と呼ばれた。もともとソニーがトランジスタラジオの乾電池として開発したようだが、ギタリストにとってはエレキギターのエフェクターに使われる電池として必需品だった。006P というコードがこの電池の形状をあらわすもののようで、9V という高電圧を得るために内部に 1.5V の起電力を持つ乾電池を複数積み重ねた構造を持っていた。以前は横にスライスしたように、薄いペレット状、たとえるならタブレット型のガムのような形のものを 6 個積み上げた構造だった。子供の頃、乾電池を分解して中の構造を見ることをよくやったが、積層乾電池も分解して中を見て感心した覚えがある。

この 006P 乾電池だが、今は多くのものが単6型、AAAA 型の筒形乾電池を 6個たばねた内部構造をしているようだ。これだと「積層電池」というよりは「連結電池」「束ねた電池」と言いたいところだが、複数の電池を組み合わせているのでやはり「積層電池」と言うらしい。

電池の種類や構造をあらわす形式番号では、単6型乾電池6本積層タイプはマンガンは 6R61 、アルカリは 6LR61 とあらわし、角型一体積層タイプは 6F22 や 6LF22 とあらわすようだ。

一方、AAAA 形式の乾電池は「単6型」と呼ばれるが、これは ANSI 規格、米国国家規格協会 American National Standards Institute 規格の筒形乾電池であり、日本には規格がないようだ。そのためか、Surface Pro の専用 Surface ペンで使われるが、一般に入手が困難で値段も安くない。

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Amazon_AAAA_単6電池_mid_640

すでに何人もの人が単6電池を手に入れるために、006P 9V 積層電池を分解していることをネットでも公開しており、実際そのようなことができるかどうかやってみた。

念のため、乾電池の分解は自己責任であり、加熱、発火の危険もあるので安易にまねをするのはやめてほしい。とりわけアルカリ電池は内部抵抗が小さいのでショートしたときに過大な電流が流れるためたいへん危険だ。

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買ってきたのはこれ。ダイソーで 100 円のアルカリ 006P 積層乾電池。形式番号は 6LR61 とあるので単6電池で構成されていると判断できる。

実際に近寄ってみると、縦に筋が入っていて内部が想像できる。

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ペンチやニッパーで分解していく。角から少しずつ。巻いてあるラベルも内部もプラスチック製なので分解しやすい。子供の頃に分解した 006P 積層乾電池は金属製のパッケージだったが。

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取り出すとこのように 6 本の単6型乾電池が連結した構造になっていた。ここで気を付けてみておけばよかったのだが、分解することしか頭になかったので、ペンチとニッパーを使って連結金具を全部きれいに取り外してしまった。

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金具を取り外してばらばらにして並べてはじめて気が付いた。電池の両端のうち、かすかに出っ張っているのがマイナス極で、プラス極が平らになっている。見た目にはプラスとマイナスが逆のようになっている。

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実際の単6電池と並べるとこんなかんじ。実際の単6電池のプラス極はかなり出っ張っていることがわかる。試しにこのまま Surface ペンに入れてみたが、やはりまったく使えない。プラス側に出っ張りをつけなければいけない。もし電池を分解するときに接続金具を一部残したままにしておけば、それが出っ張りになったのだが、後の祭りだ。

そこではんだ付けをしてはんだの出っ張りをつけた。だがこのように乾電池に直接はんだづけをすることは本当はしてはいけない。表面を加熱しただけでははんだはきちんとつかないので、かなりじっくりとはんだごてをあてて加熱することになる。そうすると乾電池の内部構造を熱で傷めることになるからだ。

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はんだでプラス極を盛り上げると、Surface ペンでちゃんと使えるようになった。

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単4乾電池、AAA の大きさは直径 10.5 mm、高さ 44.5 mm。単6乾電池、AAAA の大きさは直径 8.0 mm、高さ 42.0 mm。このサイズならマイコンボードを組み込むときの電源に使うのもよさそうだ。今回は Surface ペンに使うためにはんだでプラス極を盛り上げるという荒っぽいことをしたが、写真でもわかるようにプラス極側の表面シールが変色してしまっている。かなりの熱を加えた結果だ。このようなはんだ付けをせずに利用するには、分解するときに接続金具を残しておくか、あるいは器具の電池ボックス側でプラス極の形状を工夫するなどが必要だろう。

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重ねて言うが、乾電池の分解は自己責任であり、加熱、発火の危険もあるので安易にまねをするのはやめてほしい。とりわけアルカリ電池は内部抵抗が小さいのでショートしたときに過大な電流が流れるためたいへん危険だ。またはんだ付けなどをすると、電池の内部構造が傷みメーカーの保証が得られないどころか火災の原因になる可能性もある。あくまでも知的好奇心を満足させるための実験だ、と理解してほしい。

(追記)この記事には追加の新しい記事があります。

角型 9V の 006P 乾電池から再び Surface Pro 3専用 Surface ペンで使うための AAAA 単6乾電池を取り出す。今回ははんだ付けしなくてもいいように考えた。ニッパーとペンチだけで作業完了。
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2017/05/01/%e8%a7%92%e5%9e%8b-9v-%e3%81%ae-006p-%e4%b9%be%e9%9b%bb%e6%b1%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e5%86%8d%e3%81%b3-surface-pro-3%e5%b0%82%e7%94%a8-surface-%e3%83%9a%e3%83%b3%e3%81%a7%e4%bd%bf%e3%81%86%e3%81%9f/

 

モバイルに最適、Microsoft Arc Touch Mouse

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発売当初から使っているMicrosoft Arc Touch Mouseを紹介する。「Arc」は「円弧」で、その名の通りマウス本体を曲げると円弧になる。曲げたり伸ばしたりできる構造で、持ち運びに便利だ。

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<Fig.1 : Microsoft Arc Touch Mouseのパッケージ>

パッケージは厚紙の蓋になっていて、あけると透明プラ板を通して本体が透けて見える。ちなみにこの厚紙の蓋は磁石がついていて、閉じるとパタンとしっかり閉まるように作られている。パッケージもスタイリッシュだ。

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<Fig.2 : Microsoft Arc Touch Mouseのパッケージをあける>

開いて平らにした状態では、まったくマウスに見えない。むしろスマートフォンの形にすら似ている。試しにiPod Touchiの隣に置いてみた。

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<Fig.3 : iPod TouchとMicrosoft Arc Touch Mouseを並べた>

ためしにMicrosoft Arc Touch Mouseを耳に当ててみよう。だが何も音は聞こえない。あたりまえだ。

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<Fig.4 : Microsoft Arc Touch Mouseを耳に当ててみる>

用があったので近所のホームセンターに買い物に行く。いつも持ち歩くMicrosoft Arc Touch Mouseも一緒にだ。ホームセンターのレジに並びながら、手に取ってながめる。

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<Fig.5 : Microsoft Arc Touch Mouseをホームセンターに持っていく>

レジに並んでいるとEdy端末が目についた。そこでMicrosoft Arc Touch MouseをEdy端末にかざしてみる。もちろん、支払いはできない。あたりまえだ。

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<Fig.6 : Microsoft Arc Touch MouseをレジのEdy端末にかざしてみる>

それにしてもかっこいい。モバイル機器と一緒に毎日持ち歩いている。ときどき耳に当ててみたり、レジで支払い端末にかざして「あ、間違えちゃった」とか言いながら。おちゃめに使おう。

Written by Yoshio Matsumoto

2013年6月23日 at 10:00 PM

今日は日本版Microsoft Surface Proの発売日

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日本マイクロソフトは7日、Windowsタブレット「Surface Pro」の販売を開始した。価格は128GBモデルが99,800円、256GBモデルが119,800円。

各ニュースサイトの記事によれば、「Microsoft Surface Pro」は、2013年2月9日に米国とカナダで発売され、日本国内版では、海外版ではなかった256GB SSDモデルがラインナップされた。ディスプレイは10.6型フルHDワイド液晶(1,920×1,080ピクセル)でマルチタッチ対応。CPUはCore i5、メモリ4GBで、Office Home and Business 2013を搭載する。OSにWindows RTを搭載し、すでに国内で販売されている「Surface RT」とは、Windowsアプリを利用できるのが大きな違い。ワイヤレスはIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応。本体サイズは幅275mm×奥行173mm×高さ14mm、重量は907g。オプションとしてキーボードカバー「Touch Cover」(9,980円)、入力用ペン(2,980円)などが用意される。

ところで、2013年3月15日に日本発売となったMicrosoft Windows RTは、幅275mm×奥行173mm×高さ9mmで、今回日本発売となったMicrosoft Surface Proとは本体幅と奥行きは同じ、厚みだけがSurface Proがやや増している。重量はMicrosoft Windows RTが680g、Microsoft Surface Proが903gだ。画面サイズはどちらも10.6インチで同じだが、解像度はMicrosoft Windows RTが1366×768ドットであるのに対して、Microsoft Surface Proは1920×1080ドットである。

今日は仕事の都合で電気店に行くことができなかったが、エディオン、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなど家電量販店で販売されたようだ。

システム管理者にとって、Surface RTではなくSurface Proを使う利点は、なんといってもActive Directoryに参加できるところだろう。Surface RTはActive Directoryに参加することができない。しかしSurface ProはOSがWindows 8 ProであるのでActive Directoryによる管理の恩恵を十分に受けることができる。

個人で使うならSurface RT、会社で使うならSurface Pro、といった選択肢になるだろう。

写真や動画、アニメーションなど視覚的な教材を学校の授業で活用するために、普通教室に備えられた大画面モニタにWindows 8タブレットPCを接続して活用する。

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いま兵庫県の高等学校では、普通教室にこのような大型モニタが設置されている。学校によっては移動式の台に載せられている場合もあるが、本校ではこのように教室の前面、黒板の上に固定して設置している。モニタへの入力は本体からケーブルが引き出されており、黒板の下部中央から取り出されている。このケーブルは黒板の周囲をまわって下にとりまわされているので、直線距離は短いが実際の距離はかなり長くなっている。そのため、高品質のケーブルが使われている。またモニタは左右に向きをある程度変えることができるようになっている。

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使ったコンピュータは最新のモデルではなく、2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールしたものだ。このPCは液晶画面がタブレットになっており、もともとWindows 7がプリインストールされていた。メーカーのWebでは公式にはWindows 8に対応していないのだが、Windows 8のインストールは全く問題なく行えた。ただタッチパネルデバイスのドライバが自動では設定されなかったので、手動でWindows 7用のものを適用している。このインストールの手順や既存のWindows Server 2008ドメインのActive Directoryへの登録は下記に示す別の記事で紹介しているので興味のある人は見てもらいたい。

このPCは、液晶モニタがタッチパネルになっているということに加えて、画面の外部出力がVGAとHDMIの両方備えているところが特徴だ。画面の外部出力がないとこのように授業でコンテンツを提示することはできない。

写真のように、黒板の下部中央から引き出されているケーブルにWindows 8タブレットPCを接続する。モニタへの入力は15ピンの標準的なVGAケーブルによるアナログRGBコンポーネント信号の入力と、タイプAのHDMIケーブルによるディジタル信号の入力が使えるようになっている。なお本体モニタにはRCAピンジャックによるアナログ・コンポジット・ビデオ信号の入力端子もあるが、これはケーブルを引き出していないので、従来のVHSビデオ機器などを使う場合は本体に直接ケーブルを挿しこんで使うことになっている。

授業で使う視聴覚教材には、古いものでも優れたものがたくさんある。それらはVHSのビデオテープ教材であり、今でもやはりこれらVHSのビデオ教材を使うシーンはたくさんある。できればVHSビデオデッキを接続しやすいようにコンポジット・ビデオ信号もケーブルをとりまわしたいものである。また今後はVHSアナログビデオ教材をディジタル化することも検討しなければならないが、教材によってはコピーガードがかけられているものもあるのでできない場合もある。このあたり、著作権の問題も含めて検討しなければならない課題だ。

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15ピンの標準VGAケーブルでWindows 8をインストールしたFMV-T8190を大型モニタに接続したところ、「この信号には対応しておりません」となった。画面の解像度かリフレッシュレートがPCとモニタであっていないようだ。

そこでHDMIケーブルで接続してみると、なんの問題もなく画面が表示された。

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ディジタルカメラで撮影した、学校の花壇の写真を画面に提示してみたのが次の写真だ。

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Windows 8とタブレットの組み合わせはたいへんいい。写真の切り替えや拡大、縮小が、新しいWindowsユーザーインターフェースによって、タッチによる操作で直観的に素早くできる。

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先のblogに書いたとおり、Windows 8はWindows 7よりも起動が早いし、アプリケーションの動作も機敏に感じる。なによりも液晶パネルを閉じてスタンバイ状態にておき、スタンバイから復旧するまでの時間がたったの8秒というところがいい。授業の中でこうした機器を使う場合、機器の準備に時間がかかれば授業の流れを中断してしまうことがある。しかし8秒なら大丈夫だろう。少し説明を加えている間にWindows 8なら起動が完了する。

また大いに期待できるのが、タブレット、あるいはスレートと呼ばれるWindows RTだ。日本での発売はまだ未定だが、大きさ、軽さを考えると、タブレット型PCでやりたいことは、ほぼ、このWindows RTでできると思われる。

教員が普通教室へ授業に行くときに持っていくものはいろいろある。出席簿、教科書、プリント、チョークや黒板消し、それらに加えてPCを持っていこうと思えばかなりたいへんだ。しかしWindows RTのようなタブレット、あるいはスレート型のデバイスなら、一緒に持っていっても大丈夫だろう。

Windows 8をインストールしたタブレットPCを普通教室で使うメリットは大いにある。Windows 7で使っている既存のPCでもWindows 8をインストールするとさらに使いやすくなるだろう。またノートPCではなく、より小さく、薄く、軽量のタブレットWindows RTをぜひ使いたい。できるだけ早くWindows RTがマイクロソフト社から正式に日本国内で販売されることを願っている。

<関連する過去の記事>

「2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールし、既存のWindows Server 2008ドメインに参加した。Active Directoryへの登録は問題ないが、プリンタのインストールなどには手作業が必要であり、有効にならないポリシーもある。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2012/11/29/2009%e5%b9%b411%e6%9c%88%e3%81%ab%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%af%8c%e5%a3%ab%e9%80%9a%e8%a3%bd%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3fmv-t8190%e3%81%abwin-4/

「2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールし、既存のWindows Server 2008ドメインに参加して利用する。Active Directoryへの登録はWindows XPからの従来どおりの手順と同じだ。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2012/11/28/2009%e5%b9%b411%e6%9c%88%e3%81%ab%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%af%8c%e5%a3%ab%e9%80%9a%e8%a3%bd%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3fmv-t8190%e3%81%abwin-3/

「2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールした。問題はタッチパネルのドライバだが、Windows 7用のものを適用して問題なく使える。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2012/11/25/2009%e5%b9%b411%e6%9c%88%e3%81%ab%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%af%8c%e5%a3%ab%e9%80%9a%e8%a3%bd%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3fmv-t8190%e3%81%abwindo/

「2009年11月に発売された富士通製ノートパソコンFMV-T8190にWindows 8をインストールすると、起動時間がWindows 7より半分ですむ。しかもスリープ状態からの復旧はなんと8秒。これなら授業でPCを時間の滞りなく使えるだろう。」
https://matsumotoyoshio.wordpress.com/2012/11/27/2009%e5%b9%b411%e6%9c%88%e3%81%ab%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%af%8c%e5%a3%ab%e9%80%9a%e8%a3%bd%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3fmv-t8190%e3%81%abwin-2/