ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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ESP8266 Wi-Fi SoC を搭載した nodeMCU には大きさ、形が異なるいくつかのタイプがある。一見同じもののように見える 2つのタイプを比べてみる。

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いわゆる nodeMCU と呼ばれるマイコンボードは、オンボードに ESP8266 の Wi-Fi モジュールを搭載しており、IoTデバイスとして安価で使いやすいものだ。IoT ではマイコンボードをネットワークにつなぐことに大きな意味があるのだが、他の多くの安価なマイコンボードではネットワーク関連のデバイスはオプションパーツ扱いになっていることが多い。パーツがオプションであるということは、自由度がある代わりに本体とパーツ、間のインタフェースと、トラブルシュートに要する項目が増える問題がある。その点、オンボードでネットワークモジュールを搭載しているマイコンボードでは、それらを考慮する必要がないので開発が楽だ。しかも nodeMCU は極めて安価である。

nodeMCU は日本の Amazon でも買うことができるが、大きさや形が異なるいくつかのタイプがある。このうち、よく似ていて一見すると同じもののように見える 2つのタイプを比べよう。

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こうして横に並べて比べると違いがわかるが、ネットで注文するときなどは、よく見ないと違いがわからない。まず全体の大きさが違うのだが、これらを別々のページで見たときには、大きさではわかりにくいだろう。そこで比べるには、搭載している部品の配置に注目するといい。わかりやすいのは USB コネクタの近くにある、おそらく USB シリアルインタフェースチップだと思われる黒い IC チップだ。写真の右側、「LoLin」と呼ばれる nodeMCU では横長のチップが搭載されているが、左側の「Amica」と呼ばれる nodeMCU では正方形の小さめのチップが搭載されている。あと違いが目に付くのは、左の「Amica」のきれいに整列したチップ抵抗だと思われる部品、あるいはチップコンデンサと思われるオレンジ色の大きめの部品あたりだろう。

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裏から見れば違いはよくわかる。写真の右側には、おそらく雲をイメージしてデザインしたシンボルマークと「NODEMCU Amica」の名前がある。右側は「LoLin」と書かれている。

さて、この 2タイプの nodeMCU だが、プロトタイピングにおいて大きさの違いが使い勝手に影響するところは、一般的な長潟のブレッドボードを使うときに、大きい方の「LoLin」ではピンの穴を全部覆ってしまい、信号を取り出せなくなるところだ。これに対して小さい方の「Amica」では、かろうじて 1ラインは信号を取り出せるように残っている。

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もし「LoLin」を長潟のブレッドボードで使いたいなら、2枚ならべて使うことになるだろう。

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2017年4月28日

松本 吉生(まつもとよしお)
Microsoft MVP Data Platform

1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。現在は兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行う。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在14回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞。

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「ラボワーク LW13 - Arduino UNO と Netduino 3 で リレーを駆動して DC モーターを制御する」の報告

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今回のラボワークでは、マイコンボード用のリレーユニットを使い、DCモーターを制御した。マイコンボードは Netduino 3  と Arduino UNO R3 のクローンを使い、リレーユニットは4回路と8回路のものを使った。

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DC モーターは電圧 3 ~ 6V の模型用の安価なものを用い、端子にはあらかじめ短いリード線を半田付けしておく。リード線の端には錫メッキ線を半田付けし、熱収縮チューブで多いブレッドボードに挿し込むことができるように加工しておいた。

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リレーユニットはマイコンボードなどで使うことを想定した、4回路と 8回路のものを使った。どちらも同じように利用できた。リレーユニットの駆動電流はそれほど多くなく、マイコンボードの I/O 端子の出力で十分駆動できた。前回、NPN エピタキシャル・ダーリントン・トランジスタ TIP120 を使った駆動実験をしたが、安定した駆動には 6V 程度の動作電圧が必要だったが、リレーユニットを使う方が簡単でよい結果となった。

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Funduino の Arduino NANO 用インタフェースシールドを使う

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Funduino は Arduino 互換機や関連商品を開発、販売しているメーカーらしい。ドイツの Funduino.de のオフィシャルサイトがある。

http://funduino.de/

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ちなみにアメリカのドメイン funduino.com は、おそらくドメイン失効でドメインセラーに乗っ取られてしまっている。

http://funduino.com/

funduino.com_Web_DomainSeller_mid_640

Arduino NANO は USB – シリアル変換モジュールを内蔵した Arduino で、コンピュータでスケッチを書き、USB ケーブルで接続してプログラムを送り込むことができるマイコンボードだ。使い方としては Arduino で現在最も流行している Arduino UNO と同じ感覚で使うことができ、Arduino UNO よりずいぶん小型である。この程度の大きさなら、邪魔なピンを外してしまい、そのまま機器に組み込んでもいいだろう。

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Fig.1 Arduino NANO 表側

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Fig.2 Arduino NANO 裏側

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Fig.3 Arduino NANO と平成20年の 500円玉と 10円玉

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Fig.4 Funduino の Arduino NANO 用シールド 表側

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Fig.5 Funduino の Arduino NANO 用シールド 裏側

Arduino NANO は機器に組み込みことを想定した Arduino だが、I/O ピンが下向きにしか出ていないのでプロトタイピングには不便だ。そこでこの Funduino の Arduino NANO 用シールドを使ってプロトタイピングをしやすくする。このシールドは Arduino NANO の I/O ピン上向きに並べ、それぞれの I/O ピンの横に +VCC 電源と GND グランドを並べている。また AC アダプタジャックがあり、AC 電源を供給して動かすことができる。

Arduino NANO は FunduinoNANO 用シールドの上部ソケットに差し込む。

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Fig.6 Arduino NANO を Funduino Arduino NANO 用シールドに挿す

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Fig.7 Arduino NANO を Funduino Arduino NANO 用シールドに挿した

Arduino NANO を Funduino Arduino NANO 用シールドに挿すと、AC アダプターから電源を共有して Arduino NANO を動かすことができる。スケッチを送り込むときは Arduino NANO の USB コネクタを使う。

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Fig.8 Funduino の Arduino NANO シールドに AC 電源を供給して Arduino NANO を動かす

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Fig.9 Funduino の Arduino NANO シールドに取り付けた Arduino NANO にパソコンからスケッチを入れる

またこのシールドは、Arduino UNO とピン互換の穴があり、ピンを取り付ければ Arduino UNO のシールドを使うこともできそうだ。ただしこのシールドは、上に Arduino NANO が載るため、上から Arduino UNO 用のシールドをかぶせるにはピンの高さが足りないだろう。ピンを二重に載せるか長いピンを手に入れて取り付ける、あるいはシールドを通常とは逆に下に取り付けることなどを考えなければならないだろう。

Arduino NANO でプロトタイピングをするには便利なアイテムだ。

2016年2月27日

松本 吉生(まつもとよしお)
Microsoft MVP Data Platform

1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部整単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。現在は兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行う。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在14回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞。

Written by Yoshio Matsumoto

2016年2月27日 at 12:18 PM

Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(4) – オンボードの 4つの LED を点灯させる

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前回までに「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(1) – multifunction シールド(Arduino UNO R3 学習向け多機能拡張ボード シールドキット)とは」「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(2) – Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop の C# プログラミング環境を整える」「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(3) – Netduino ファームウエアのアップデート」で Visual Studio 2013 で Netduino の開発をする準備を整えた。今回から multifunction シールドを Netduino に接続してプログラミングを始めよう。

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Arduino 用 multifuncion シールドにはオンボードに 4つの LED が取り付けられている。基盤には D1、D2、D3、D4 と名前が印刷されているが、これはそれぞれ Netduno の D13、D12、D11、D10 の I/O ピンに接続されている。Arduino では 13、12、11、10 の各ピンだ。

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この LED は、I/O ピンから抵抗を介して接続されており、反対側は +5V につながっている。したがってこの LED 光らせるには、各 I/O ピンの出力を 0 に、つまり GND に落とせばよい。

Arduino のスケッチなら、例えば次のようになる。

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digitalWrite(10, LOW);

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ではプログラミングの前に multifunction シールドを Netduino につなごう。両側の各ピンをつなげばいい。つないだら USB ケーブルでパソコンに接続しよう。

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multifunction シールドと Netduino の準備ができたら Visual Studio 2013 を起動してプログラムをつくろう。

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Visual Studio を起動したら、新しいプロジェクトを開始する。

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テンプレートは言語を Visual C# とし、Micro Framework から Netduino Application (Universal) を選ぶ。Visual Studio のセットアップができていなければテンプレートがないか、または違う名前になっているかもしれない。もしテンプレートが選択できなければ、この blog の前回までの記事を参考にして Visual Studio をセットアップしてほしい。

プロジェクトの名前を適当なものにする。ここでは multifunction_4LEDs_on というプロジェクト名にした。

プロジェクトを開始すると次のような画面になるので、右のソリューションエクスプローラーから、Program.cs をクリックして開こう。

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Program.cs を開くと、// write your code here の行がある。ここに次のコードを書こう。

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var myLED1 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D10, false);

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コード全体は次のようになる。

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using System;
using System.Net;
using System.Net.Sockets;
using System.Threading;
using Microsoft.SPOT;
using Microsoft.SPOT.Hardware;
using SecretLabs.NETMF.Hardware;
using SecretLabs.NETMF.Hardware.Netduino;

namespace multifunction_4LEDs_on
{
    public class Program
    {
        public static void Main()
        {
            var myLED1 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D10, false);
        }
    }
}

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コードが書けたらビルドしよう。ビルドに続いて Visual Studio がプログラムを Netduino に配置してくれる。

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ビルドと配置が完了したら、multifunction シールドの D4 LED 、I/O ポート D10 につながっている LED が光るはずだ。

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では次に、4つの LED を全部点灯させよう。コードは次のとおり。

——————————————————————

using System;
using System.Net;
using System.Net.Sockets;
using System.Threading;
using Microsoft.SPOT;
using Microsoft.SPOT.Hardware;
using SecretLabs.NETMF.Hardware;
using SecretLabs.NETMF.Hardware.Netduino;

namespace multifunction_4LEDs_on
{
    public class Program
    {
        public static void Main()
        {
            var myLED1 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D10, false);
            var myLED2 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D11, false);
            var myLED3 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D12, false);
            var myLED4 = new OutputPort(Pins.GPIO_PIN_D13, false);        }
    }
}

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ビルドして配置すると multifunction シールドのオンボード LED が 4つとも点灯する。

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これで multifunction シールドのオンボード LED を点灯することができた。次回はこの LED を点滅させる、いわゆる「L チカ」プログラミングをしよう。

<前の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(3) – Netduino ファームウエアのアップデート」

Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(3) – Netduino ファームウエアのアップデート

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前回「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(2) – Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop の C# プログラミング環境を整える」でNetduino を開発するための Visual Studio の環境を整えた。だが Netduino のファームウエアのバージョンが古い場合には、作ったプログラムが動かないことがある。試しに Visual Studio 2013 の環境を整えたコンピュータに USB で Netduino を接続し、Visual Studio を起動して簡単なプログラムを作ってみよう。

1.Netduino をコンピュータに接続する

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USB ケーブルでコンピュータに Netduino を接続する。

2.Visual Studio 2013 の起動とサンプルプログラムの作成

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コンピュータに USB で Netduino を接続し、Visual Studio 2013 を起動する。

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新しいプロジェクトを開始し、言語を Visual C# とし、Micro framework から Netduino Application(Universal) を選択する。テンプレートに Micro framework や Netduino Application (Universal) がないときは、前回の記事を見て Visual Studio のカスタマイズをしてほしい。

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新しい Netduino Application (Universal) のプロジェクトが開始した。右の「ソリューションエクスプローラー」で Program.cs をクリックしてコードを開く。

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Project.cs には基本的なコードがあらかじめ作られている。ここで // write your code here とあるところに、次のコードを書く。

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var myLed = new OutputPort(Pins.ONBOARD_LED, true);

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このコードは、オンボードの LED をアウトプットポートに設定し、出力する、つまり光る状態に定義するコードだ。コードが入力できたらビルドしよう。ビルドすると自動的にコンパイルから Netduino へのプログラムの配置まで Visual Studio がやってくれるはずだ。

3.サンプルプログラムのビルドと配置

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ビルドを開始する。

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だがビルドはエラーになる。エラーは「配置エラーが発生しました。続行しますか?」とある。そこでビルドを停止しする。

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Visual Studio の下部「エラー一覧」を見ると、デプロイできなかったこと、その理由が、デバイスのアセンブリのバージョンが 4.2.0.0 なので、4.3.1.0 にして試すように、といったことが示されている。デバイスのファームウエアのバージョンが低いためだ。

4..NET Micro Framework Deployment Tool で Netduino のファームウエアを確認する

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ファームウエアのバージョンを確認するには、.NET Micro Framework Deployment Tool を使う。まだコンピュータにインストールされていない場合は、前回までの記事を読んでインストールしてほしい。

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.NET Micro Framework Deployment Tool を起動すると、起動直後には接続先が Serial になっているので、ドロップダウンリストボックスで接続先を USB に変更する。

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接続できると Netduino_2_Netduino とモデル名が表示される。そこで「Ping」ボタンをクリックして Netduino との通信をテストする。すると Pinging…TinyCLR という結果が下部に表示される。

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次に「Target」メニューの「Connect」でターゲットの Netduino デバイスに接続する。

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Connecting to Netduino2_Netduino…Connected と表示されたら Netduino に接続が完了した。

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接続が完了したら「Target」メニューの「Device Capabillities」でデバイスの情報を得る。

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様々な情報が得られるが、この場合、確かに ClrInfo.clrVersion が 4.2.0.0 であることがわかった。Netduino のファームウエアのアップデートについては、もういちど Netduino の公式サイトを見よう。

5.Netduino のファームウエアをダウンロードする

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公式サイトに firmware updates のアナウンスがある。現時点では netduino firmware v4.3.2.3 となっている。アップデートのリリースの日付は 18-sep-2015、2015年9月18日だ。ダウンロードのリンクをクリックしてファイルをダウンロードする。

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ダウンロードしたファイルは適当なフォルダに保存しておく。

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ダウンロードしたファイルを展開する。

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展開先の選択とファイルの展開をする。

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展開するとこのようなフォルダとファイルができる。ここで「firmware」のフォルダを試しに開いてみる。

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フォルダからは、Netduino の各モデルのファームウエアが用意されていることがわかる。

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6.Netduino のファームウエアをアップデートする

ファームウエアのアップデートは、NetduinoUpdate のプログラムを実行する。Netduino Update のプログラムは、現時点で v1.0.2 だ。

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Netduino をコンピュータに USB で接続するが、このとき、Netduino のボード上のボタン BTN を押しながら接続する。もし Netduino を既に接続していたときは、一度取り外して接続しなおす。するとボード上の LED が点灯する。これで Netduino のファームウエアを書き換えることができる bootloader モードとして起動できる。

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Netduino を bootloader モードとして起動できると、Netduino Update v1.0.2 プログラムに Netduino のモデル名が表示される。

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そこでモデル名にチェックを入れ、アップデートを実行する。

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アップデートが実行される。

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アップデートが終了したら、Netduino Update v1.0.2 プログラムから Netduino のモデル名が消える。

7.Netduino の新しいファームウエアに Visual Studio でビルドしデプロイする

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Netduino のファームウエアがアップデートされたら、プログラムは動くはずだ。もういちど Visual Studio を起動し、プロジェクトを開いてビルドする。

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エラーなくビルドでき、プログラムは Netduino に配置された。

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Netduino のオンボード LED が点灯した。

これで Netduino の開発環境が整った。次回から実際に multifunction シールドを使ったプログラムをする。

<前の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(2) – Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop の C# プログラミング環境を整える」

<次の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(4) – オンボードの 4つの LED を点灯させる」

Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(2) – Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop の C# プログラミング環境を整える

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前の記事「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(1) – multifunction シールド(Arduino UNO R3 学習向け多機能拡張ボード シールドキット)とは」では、Multifunction シールドの概要と Arduino や Netduino について簡単に紹介した。今回は Visual Studio で Netduino のプログラミングをする準備を整える説明をする。

1.Netduino の公式サイトで最新の情報を得る

Visual Studio で Netduino のプログラミングをするには、Visual Studio をカスタマイズしなければならない。また場合によっては Netduino のファームウエアを書き換える必要がある。Netduino の開発環境のカスタマイズについては、Netduino の公式サイト www.netduino.com から情報を得る。公式サイトの「downloads」では、現時点で次のようなステップが示されている。開発がすすんでいるので、自分でやってみるには、まず、このサイトで最新の情報を入手してほしい。

1.Microsoft Visual Studio Express 2013 のインストール
2..NET Micro Framework SDK v4.3 のインストール
3..NET MF plug-in for VS2013 のインストール
4.Netduino SDK v4.3.2.1 のインストール

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2.Visual Studio 2013 のインストール

現時点での最新の Visual Studio は 2015 だが、ここでは Netduino 公式サイトの推奨どおり Visual Studio 2013 をインストールしよう。Netduino の公式サイトは Microsoft のダウンロードセンターにリンクされている。

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現時点の Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop は Update 5 だ。

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ダウンロードセンターには2つのプログラムがある。ダウンロード版は vs2013.5_dskexp_JPN.iso だ。もうひとつのサイズの小さいプログラム wdexpress_full.exe はインターネット経由でインストールするインストーラーだ。コンピュータにデータをダウンロードして実行できるディスク容量があれば、通常ダウンロード版の iso ファイルをダウンロードしてインストールする。

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ダウンロードしたプログラムはコンピュータの適当なフォルダに保存し、インストールを実行する。

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ライセンス条項とプライバシーポリシーに同意し、インストールを開始する。

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インストールが完了したら、いちど Visual Studio を起動してみる。

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Visual Studio を起動した画面で、新しいプロジェクトを開始する。

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新しいプロジェクトを開始すると、使用する言語とテンプレートを選択する。しかしここにはまだ Netduino のテンプレートがない。そこで次のステップ、.NET Micro Framework SDK v4.3 のインストールにすすむ。

3..NET Micro Framework SDK v4.3 のインストール

.NET Micro Framework SDK v4.3 をインストールするには、Netduino の公式サイトでダウンロードのリンクをクリックし、ダウンロードファイルをコンピュータの適当なフォルダに保存する。

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ダウンロードファイルを実行する。

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ライセンス使用条項に同意する。

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インストールのタイプを選ぶ。Complete で完全インストールを選択できる。

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次の画面で Install ボタンをクリックしてインストールがはじまる。

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4..NET MF plug-in for VS2013 のインストール

次に .NET MF plug-in for VS2013 のインストールをする。これも Netduino の公式サイトのリンクをクリックしてプログラムをダウンロードし、コンピュータの適当なフォルダに保存する。

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ダウンロードしたファイルを実行する。

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ライセンス条項に同意し、インストールを開始する。

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.NET MF plug-in for VS2013 のインストールが完了した。

5.Netduino SDK v4.3.2.1 のインストール

最後に Netduino SDK v4.3.2.1 のインストールをする。これも Netduino の公式サイトからダウンロードのリンクを使ってダウンロードする。ダウンロードしたファイルはコンピュータの適当なフォルダに保存する。

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ダウンロードファイルを実行する。

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ライセンス条項に同意し、インストールを開始する。

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Netduino SDK v4.3.2.1 のインストールが完了した。

6.Visual Studio 2013 の起動とテンプレートの確認

ここで再度 Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop を起動してみる。

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新しいプロジェクトを開始すると、Visual C# の言語に Netduino Application (Universal) のテンプレートがあることがわかる。これで Netduino の開発環境が整った。

<前の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(1) – multifunction シールド(Arduino UNO R3 学習向け多機能拡張ボード シールドキット)とは」

<次の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(3) – Netduino ファームウエアのアップデート」

Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(1) – multifunction シールド(Arduino UNO R3 学習向け多機能拡張ボード シールドキット)とは

with 3 comments

急激に進化しつつあるマイコンボードとIoTの分野において、その先鞭となりかつ現時点で最も普及し豊富なラインナップと周辺製品が充実しているのは Arduino と言っていいだろう。Arduino はそのIOピン配置に適応した拡張ボード、マイコンの世界では「ドーターボード」と呼ばれたりするものだが、これを使うことで機能を拡張したり簡単な実験をすることができる。これを Arduino の用語では「シールド」といい、様々な製品が発売されている。Arduino は回路が公開されているので自分でシールドを設計して作ることもでき、自作用の基盤やピンなどの部品も簡単に手に入れることができる。この Arduino のIOとピン配置に適合したシールドは、近年のマイコンボードの世界であたかもデファクトスタンダードの様相を示しており、豊富なシールドの恩恵を得るように、様々なマイコンボードが Arduino 互換のIOとピン配置を持っている。

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Netduino は「ネットデュイーノ」と読み、.NET micro Framework が動くマイコンボードで Visual Studio を使って C# プログラミングによる .NET ライブラリの豊かな資産を使うことができるものだが、Netduino もそのIOとピン配置は Arduino 互換となっており、Arduino 用の様々なシールドが利用できる。下の写真は Netduino 2 で、現時点で入手することができる最もベーシックな Netduino だ。

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公式サイトは www.netduino.com で、Netduino の製品群や Visual Studio で開発するための SDK などのダウンロード、活用のノウハウと情報交換のコミュニティなどがある。

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Netduino は発表以来いくつかのモデルが発売されている。Netduino の公式サイトによると、現時点で最も新しい モデルは Netduino 3 だ。

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multifunction シールドは、Arduino Uno と Leonardo に対応した実験用のシールドだ。基本的な実験で利用しやすい部品が取り付けられている。値段も安い。現時点で Amazon では送料無料で1,000円で買うことができる。ちなみに Amazon で最も価格が安いショップでは、「Arduino UNO R3 学習向け多機能拡張ボード シールドキット」という名称になっているので、検索するときはキーワードに気を付けてほしい。

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この multifunction shield には4個のドット付き赤色7セグメントディスプレイモジュール、4個の LED、10K オームの小型ボリューム、3つのプッシュボタンが装填されている。もしこのモジュールを自作するとすれば、よほど低価格の部品をかき集めてこないと、部品代だけで 1,000 以上かかってしまうだろう。

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この multifunction シールドを Netduino 2 に装填し、基本的な実験をしてみよう。

※この記事を書くには Microsoft MVP のはつねさんが書かれた Build Insider の記事「.NET対応組み込みデバイス『Netduino』入門」 http://www.buildinsider.net/small/netduino がとても参考になりました。ありがとうございます。

<次の記事>
「Netduino で Arduino 用の multifunction シールドを使う(2) – Microsoft Visual Studio Express 2013 for WIndows Desktop の C# プログラミング環境を整える」