ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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片手間プログラマーの復権 – Visual Studio 2013でクライアントサーバー型データベースアプリケーションをあっというまに作る(1) – テーブル接続一対一の一般的な業務アプリケーションは30秒でできる。

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Microsoft のVisual Studio はアプリケーションソフトを簡単に作れるように進化してきた。とりわけ初心者に対するサポート意識は強く、プログラミングのすそ野を広げることに注力しているように思える。コンピュータが進化するとともに、とりわけインターネット環境が普遍的なものとなった今日では、コンピュータで処理できること、言い換えれば処理しなければならないことが多様化し複雑化しているが、Visual Studio を使えば高度なアプリケーションをますます簡単に作ることができる。

書店にいくと Visual Studio を使った初心者向けの解説書が山ほど目に入る。しかしその多くは、Windows Form を作り、電卓やメモ帳、あるいは簡単なパズルゲームなど、Windows Form で完結する単体のアプリケーションを開発するまでであり、データベースに接続してデータを操作する一般的な業務アプリケーションを作ることは、やはりそれほど簡単なことではなかった。振り返ってみれば2003年に俺は現在の勤務校に異動になり、学校の学籍管理システムを運用することになったが、当時はまだ Visual Studio を使ってもクライアントサーバー型の業務アプリケーションを作ることは難しかった。そこでデータベースを SQL Server とし、まずはデータベースの構築手法を身に付け、クライアントには InfoPath を使うことでクライアントサーバー型のシステムを構築した。教員としての本業の傍ら、いわゆる「片手間プログラマー」として、この選択肢は間違っていなかった。このシステムは極めて低コストでシステムを構築でき、現場のニーズを反映し、かつ柔軟に追加変更可能な学籍管理システムとして今でも順調に動いている。

だが Visual Studio 2010 あたりからデータベース接続の処理が簡単になりはじめ、Visuak Studio 2013 では極めて簡単に SQL Server に接続するデータベースアプリケーションを構築することができる。SQL Server にテーブルができていれば、そのテーブルに対して一対一でデータ編集をするような簡単なクライアントアプリケーションは、たった30秒で作ることができる。まったくもって驚くべき時代になったものだ。俺のような専門職でない「片手間プログラマー」でも業務で使えるクライアントアプリケーションを簡単に作ることができる時代になったのだ。

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<fig.1 : Visual Studio 2013 を起動し「新しいプロジェクト」をクリックする>

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<fig.2 : Visual Studio 2013 で「新しいプロジェクト」をクリックした瞬間からストップウォッチを動かす>

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<fig.3 : SQL Server のテーブル「生徒」に接続し、生徒情報を編集するアプリケーションを作ってビルドした>

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<fig.4 : ビルドが完了した瞬間にストップウォッチを止めた>

あっという間に SQL Server に接続するアプリケーションができた。まったくノンコードである。もちろんこのアプリケーションには余計な工夫が入っていないので、 SQL Server に接続するとテーブルのデータを全部取得し、単純にデータを変更して送信することや新しいデータを手作業で加えることなど、基本的な操作しかできない。しかし、これほど簡単にクライアントアプリケーションができるということは驚愕である。

Microsoft 社は開発者を支援する視点を大切にしており、常により簡単に、より効率よくプログラミングができる環境を提供することに努力を怠らない。プログラミングは今後もますます身近なものになり、俺のような「片手間プログラマー」が活躍する時代になるだろう。焦ることはなく、いまできないことも、いつか必ず Microsoft が実現してくれることを信じて、目の前の技術に真摯に向き合っていればいい。Microsoft 社は Visual Studio 2013 でデータベースアプリケーション開発の革命を成し遂げたと言っていいだろう。

<次の記事>
「片手間プログラマーの復権 – Visual Studio 2013でクライアントサーバー型データベースアプリケーションをあっというまに作る(2) – テーブル接続一対一アプリケーションの作成手順」

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神戸SQL Server Users GroupのSQL Serverセミナー(初級1)を実施した

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校務の情報化にはデータベースの知識と技術が必要なことから、SQL Serverを勉強するコミュニティを作った。とりわけ今年度から指導要録のデータベース化が一歩前進することから、各学校の担当者はデータベース化に取り組まざるを得ないはずだ。

神戸SQL Server Users Group
http://kobesqlserverusersgroup.wordpress.com/

昨日、2013年11月9日(土)には神戸SQL Server Users Groupと特定非営利活動法人 情報技術相互支援協会の共催で、SQL Serverセミナー(初級1)を開催した。

このSQL Serverセミナーでは、SQL Serverの初心者がSQL Serverの基礎を学び、データベースを使ったシステムを作り運用することができるようにすることを目標としている。1回のトレーニングを90分とし、初級講座を1、2と分けて企画した。初級1ではSQL Management Studioの使い方、テーブル作成、データベースダイアグラム、ビューとリレーションシップ、データの型、簡単なSQL文、を内容とした。初級2ではストアドプロシージャ、トリガ、ユーザー定義関数、データベースダイアグラム、SQLの応用、を計画している。

初級セミナーは1と2でおおよそ基本を網羅するように考えたが、やはり90分では深まりに欠ける。あらかじめ用意した初級1のプリントをひととおり網羅したが、やりたいと思っていた直積やPIVOTまで説明できなかったし、SQL文もごく基本的なものに留まった。次回は初級1.5的なセミナーとし、フォローアップを考えている。

今後もSQL Serverセミナーは神戸三宮で定期的に開催する予定だ。日程は決まり次第、神戸SQL Server Users Groupのblog http://kobesqlserverusersgroup.wordpress.com/ に公開するので、興味がある人はチェックしてほしい。