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2019年5月18日(土) – 第2回神戸SQL Serverラボ – 神戸SQL Server User Group

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2019年4月から毎月定期開催で「神戸SQL Serverラボ」と題したSQL Serverの勉強会を始めました。場所は神戸三ノ宮駅から徒歩約5分の便利な場所にある、神戸青少年会館をお借りし、毎回テーマを決めて、初心者がSQL Serverデータベースの運用ができることを目指します。また経験者の方にも、それぞれお持ちのノウハウを交流できる場になれば幸いです。

<追記>
第2回からネットワーク環境で SQL Server を利用できるようにします。LAN ポートで有線接続できるか、WiFi 機能を持った PC をお持ちいただければ SQL Server をインストールしなくとも管理ツール SSMS だけ設定すれば実習ができます。用意する SQL Server のバージョンは SQL Server 2014 と SQL Server 2017 です。

場所:神戸青少年会館(神戸市勤労会館の5階6階です)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号 34.694927, 135.197403
kobeshiseishounenkaikan_map bingmapで表示
神戸市青少年会館のアクセスページ
日時:毎月第3土曜日 18:00~19:30

第2回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」
データベースの作成とテーブル作成について実習します。実習の中でデータを一意に管理するテーブルの主キーについてや、Accessの「オートナンバー型」のようにデータに自動的に連番を与える方法、テーブル作成を SQL 文で行う方法などを体験的に身に着けます。
場所:神戸青少年会館 サークル4号室(神戸市勤労会館の6階です)

申し込み方法:電子メールまたはconnpassで
電子メール:kobesqlserverlabo@matsumotoyoshio.net
電子メールのタイトル:第2回20190427神戸SQL Serverラボに参加します
電子メールの本文:お名前、所属をお書きください。
connpassでの申し込み:https://connpass.com/event/130009/
運営費:500円

(定期開催の予定)

第1回 2019年4月27日(土)18:00~19:30(終了しました)
「SQL Serverのインストールと管理ツールManagement Studioの基本操作」

第2回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」

第3回 2019年6月15日(土)18:00~19:30
「ビューによるデータ操作、射影、選択、結合」

第4回 2019年7月20日(土)18:00~19:30
「関数によるデータ処理、ユーザー定義関数の作成と利用」

第5回 2019年8月17日(土)18:00~19:30
「トリガによるデータ処理の自動化」

第6回 2019年9月21日(土)18:00~19:30
「ストアドプロシージャの作成と利用」

※第7回以降の予定は決定次第ここにご案内します。

2019年5月1日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

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2019年度毎月定期開催 – 神戸SQL Serverラボ – 神戸SQL Server User Group

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2019年4月から毎月定期開催で「神戸SQL Serverラボ」と題したSQL Serverの勉強会を始めます。場所は神戸三ノ宮駅から徒歩約5分の便利な場所にある、神戸青少年会館をお借りし、毎回テーマを決めて、初心者がSQL Serverデータベースの運用ができることを目指します。また経験者の方にも、それぞれお持ちのノウハウを交流できる場になれば幸いです。

場所:神戸青少年会館(神戸市勤労会館の5階6階です)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号 34.694927, 135.197403
kobeshiseishounenkaikan_map bing mapで表示
神戸市青少年会館のアクセスページ
日時:毎月第3土曜日(4月のみ第4土曜日) 18:00~19:30

第一回 2019年4月27日(土)18:00~19:30
「SQL Serverのインストールと管理ツールManagement Studioの基本操作」
場所:神戸青少年会館 サークル4号室(神戸市勤労会館の6階です)

申し込み方法:電子メールまたはconnpassで
電子メール:kobesqlserverlabo@matsumotoyoshio.net
電子メールのタイトル:第一回20190427神戸SQL Serverラボに参加します
電子メールの本文:お名前、所属をお書きください。
connpassでの申し込み:https://connpass.com/event/128749/
運営費:500円

第二回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」

第三回 2019年6月15日(土)18:00~19:30
「ビューによるデータ操作、射影、選択、結合」

第四回 2019年7月20日(土)18:00~19:30
関数によるデータ処理、ユーザー定義関数の作成と利用」

第五回 2019年8月17日(土)18:00~19:30
「トリガによるデータ処理の自動化」

第六回 2019年9月21日(土)18:00~19:30
「ストアドプロシージャの作成と利用」

※第七回以降の予定は決定次第ここにご案内します。

2019年4月20日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

校務支援システムの更新 – 02 – 既存システムからエクスポートしたデータを加工してはいけない – そのままインポートできるように SQL Server のテーブル設計をしよう

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学校の校務支援システムの運用には様々な課題があるが、とりわけ大きい課題がシステム移行時に発生する。既存システムから生徒の氏名住所などの基本情報や、履修情報、成績情報を新システムに移行しなければならないが、その作業と責任は、そのときの学校の担当教員に負わせられることとなる。既存システムの業者も、新システムの業者も、一定の技術情報は提供しても作業に関してはどちらも助けてはくれない。

学校として学籍管理のデータを扱う場合、管理の手法はシステムによって異なる。生徒の氏名や住所、生年月日などの基本データに大きな違いはないだろうが、教科科目の情報、成績管理の手法はシステムによって違いが大きいと考えられる。既存のシステムからエクスポートしたデータを新システムでそのまま使えるとは考えにくい。

そこでデータ処理をする必要がおこるが、業者がデータ移行ツールなどを用意することはない。そこでデータ移行においてデータ処理をする必要が生じるが、これをエクセルなどの表計算ソフトで行うと重大な間違いがおこる危険がある。また一度で完全に移行できることも考えにくいので、ある程度の試行錯誤が必要となる。そのたびに表計算ソフトでデータ加工をしていては手間がかかりすぎ、また事故がおこる危険が大きい。

そこで SQL Server にデータを読み込んで処理することが最も正しい解決策だ。できれば既存システムから SQL クエリによってデータを読み出したいところだが、それができなければ何らかの形でデータをエクスポートすることになるだろう。多くのシステムでエクセルや CSV の形式でデータを取り出すことができるようになっているはずだ。

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このとき、既存システムで使われるフィールドと新システムで使われるフィールドに違いがあったとき、これを表計算あるいは CSV のデータ上で加工してはいけない。もし新システムで使わないデータフィールドがあったとき、心情的にはデータを切り捨ててインポートしたい欲求は理解できる。余計なフィールド設定をせずに済ませたいだろうからだ。

またフィールド名を修正したい欲求にもかられる。しかしエクスポートしたデータを手作業で加工してはいけない。既存システムからエクスポートしたデータは、そのまま SQL Server にインポートできるようにテーブルを作っておくべきだ。

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データの移行は一回で終わることは、まず、ない。既存システムのデータを新システムにインポートするには、何度かの試行錯誤が必要となるはずだ。またすべてのデータを一度に移行しようとして間違いがあれば修正も困難になる。小さなデータを試験的に移行しながらチェックを繰り返し、うまく移行できることを確かめてから全部のデータを移行するだろう。

このとき、エクスポートしたデータを手作業で加工する工程を挟むと、そのたびに手作業が必要となる。手作業には誤りがつきまとい、とりわけ同じ作業を何度も繰り返していると誤る危険性が高くなる。

新システムで使わないフィールドの設定はせずに済ませたい、おかしなフィールド名は修正したい気持ちになることは理解できるが、ここで手間を惜しまず、エクスポートしたデータは無修正でそのままインポートできるように SQL Server のフィールド設計をしよう。

2019年1月2日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

校務支援システムの更新 – 01 – データ移行は現場教員の責任となる – データ移行作業は SQL Server を使おう

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高等学校の成績処理などにデータベースを使うようになったのは、単位制や総合学科など講座の選択肢が多い学校ができてからだ。基本的にクラス単位で授業を行う普通科高校では、出欠や成績の管理にデータベースを使う必要はなかった。クラス単位で紙ベースの出席簿や成績伝票での処理で十分だったからだ。しかし生徒が多くの講座に分かれて受講する単位制や総合学科の高校では、紙ベースの処理が不可能だ。

筆者も他部制単位制の兵庫県立西宮香風高校に勤務したとき、SQL Server を使った校務支援システムを作り運用した。多くの単位制や総合学科の学校で業者と契約して作られたシステムを運用していたが、新しいタイプの他部制単位制高校に合うシステムはなかったからだ。

近年、単位制や総合学科ではない普通科の高校でも校務支援システムを導入する動きがある。それは普通科の学校でも多様な選択肢を用意した選択講座のカリキュラムを拡大することも背景にある。契約や運用の面からクラウドベースの統一システムを都道府県単位で一括契約するケースも増えてきた。

このような校務支援システムの運用にはいろいろな課題があるが、システム更新のときに大きな課題がある。別システムへの更新時に、過去のデータを移行する作業が必要となるのだ。このデータ移行の作業は現場の教員にまかされる。既存システムの業者も、新しいシステムの業者も、どちらも何もしない。責任もとらない。

データの移行は、そのときの担当教員にとって大きな責任を負わせられるものとなる。在校生の成績データを一つ残らず完全に新システムに移行しなければならない。この作業をエクセルなどでやっていては大きな間違いがおきる危険性がある。データ移行の作業は SQL Server を使うことが最も良い。

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既存システムのテーブルにあわせて SQL Serever にテーブルを作る。既存システムからエクセル形式や CSV 形式でエクスポートしたデータを一括で SQL Server に読み込む。例えば高等学校の校務支援システムでは中学校情報を管理するが、中学校コードは既存システムと新システムで異なることがあるだろう。このとき、まず既存システムの中学校コードと新システムで利用するコードを一括で SQL Server に読み込んでおく。

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そして既存システムのコードと新システムのコードを関連付けたビューを作り、これを他の情報と関連させる。

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SQL Server で一元的にデータ処理を行うことで、間違いのないコード変換処理をすることができる。SQL Server で正しい変換テーブルとビューを作っておけば、既存システムからのデータ移行作業を手間なく、そして誤りなく何度もテストし確かめることができる。

2019年1月1日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

SQL Server 2019 をウェビナーで学習する

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ウェビナーという言葉を最近聞くことがあるが、ウェビナーは「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた言葉で、インターネット上のオンラインセミナーの一形態を指す。オンラインセミナーそれ自体は目新しい概念ではないが、あらためて「ウェビナー」という場合は、教授者も受講者も体感的に心地よく利用できるシステムを使った形態を指すようだ。

SQL Server は SQL Server 2019 が発表され、テクニカルドキュメントなどサイトのコンテンツも充実してきた。マイクロソフトの SQL Server サイトで SQL Server 2019 の詳細情報には「SQL Server 2019 ウェビナー」のリンクがある。

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このページから「ウェビナーを見る」をクリックすると、ウェビナーの案内ページが表示され、ユーザー登録するようになっている。

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氏名、電子メール、所属名、国名を登録すると、電子メールでウェビナーのリンクが送られてくる。

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このメールから「Click here to join the webinar」をクリックするとウェビナーのページを開くことができる。

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ページの中央の上部にメディアプレイヤーが配置され、ここに動画が表示される。画面の左右には Q&A、登壇者情報、関連情報を示すリソースリスト、アンケート、などが配置されている。これらのウィンドウは表示、非表示を選択できる。

これはいわゆるオンライン教育のコンテンツマネジメントプラットフォームであり、たいへんよくできていると感じる。Webがテキストから動画へ、そして対話的で双方向、インタラクティブ性を活かしたものに進化し、それらをうまくまとめた感じだ。

SQL Server 2019 はウェビナーで学習しよう。

2018年12月23日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

Microsoft SQL Server 2019 Technical White Paper を読む

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Microsoft SQL Server の歴史は長い。もともと開発の出発は、Sybase社のデータベースが元になったと言われているが、マイクロソフト製品としての最初のバージョン 1.0 は OS/2 向けの製品でリリースは 1989年だった。その後マイナーチェンジを行いながら、大きくバージョンアップしたのはWindows NT 向けの製品であるバージョン 4.21 でリリースは 1993年だ。次の大きなバージョンアップは 6.0 でリリースは 1995年。

Microsoft SQL Server のターニングポイントは 2000年にリリースされたバージョン 8.0、SQL Server 2000 だろう。日本語の書籍も多く出版されるようになり、とりわけ SQL Server ユーザーのすそ野を広げたのは松本美穂さんの書かれた「SQL Server 2000 でいってみよう」だろう。この本は技術書でありながら初心者向けに丁寧に書かれた優れた啓蒙書でもあった。

Microsoft SQL Server の歴史が 1989年に始まったとすれば、来年 2019年には満30歳になる。人間ならば実務の中堅として活躍する年齢だが、ソフトウエアの歴史としてはたいへん長いものだ。

Microsoft 社の SQL Server のページを見ると様々な技術情報が手に入るが、まず最初にテクニカルホワイトペーパーを読むべきだろう。

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テクニカルホワイトペーパーは PDF 文書として提供されている。だが現時点では日本語訳はなく、オリジナルの英語のドキュメントしかない。技術革新が早く新製品が次々と提供される、あるいはソフトウエアがサービスになり不断に改良される今日において、技術者の英語読解力は必須のものだろう。そのうえでも「速読」力が必要とされる。細かい文暦にこだわらず、全体像を早く読み解く力だ。

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他の非英語圏の人々に比べて、といってもどの国と比べるかによるのだろうが、日本人は英語が苦手だといわれる。その理由はいろいろあるだろう。必ずしも負の側面だけでなく、日本語は日本語としてまとまりのある文化圏を形成しており、英語に頼ることなく文化、技術、芸術など完結したものがある。平たく言えば英語を知らなくても十分に文化的な生活ができるのだ。世界の国別人口をみると、日本人はおよそ 1億2千600万人で、これは国別人口では世界第10位だ。この人口は少ない数字ではない。ましてや中国やアメリカなどは多民族国家であることを考えると、単一民族でこれだけの人口を有するのが日本である。

ちなみに日本を「単一民族国家」だと言えば「それは違う」と重箱の隅をつつくような議論がおこることがあるが、まぎれもなく日本は共通の言語、共通の価値観、共通の社会構造を持つ事実上の単一民族国家であることは間違いない。

よく「日本は世界では小さい島国だ」と自ら見下すような表現もあるが、決してそうではないのだ。

日本人の英語力が低いもうひとつの理由は、間違いなく公教育における英語教育の貧弱さにある。新しい高等学校の学習指導要領が公示され、英語教育は「読む」「聞く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」「書く」の4技能5領域を総合的に充実させることを目標に掲げている。これは当然のことであって、このことを改めて強調するということは、今までできていなかったことの証拠である。思えば筆者が学生時代は基本的に「読む」「書く」ことが英語学習の中心であり、「ヒアリング」という言葉で「聞く」教育が取り入れだしたところだった。学校には LL教室という部屋が整備され、主にテープレコーダーを使ったヒアリング授業が始まりつつあった。しかし高校では当時の大学入試に特化した英語教育しかなかったので、LL教室はあってもほとんど使った記憶がない。

話は脱線した。英語力が低いことを教育のせいにしても仕方がない。英語は慣れるしかない。英語力があれば、インターネットからタイムリーに最新の技術情報を手に入れることができる時代なのだから。

2018年12月17日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

神戸SQL Server Users GroupのSQL Serverセミナー(初級1)を実施した

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校務の情報化にはデータベースの知識と技術が必要なことから、SQL Serverを勉強するコミュニティを作った。とりわけ今年度から指導要録のデータベース化が一歩前進することから、各学校の担当者はデータベース化に取り組まざるを得ないはずだ。

神戸SQL Server Users Group
http://kobesqlserverusersgroup.wordpress.com/

昨日、2013年11月9日(土)には神戸SQL Server Users Groupと特定非営利活動法人 情報技術相互支援協会の共催で、SQL Serverセミナー(初級1)を開催した。

このSQL Serverセミナーでは、SQL Serverの初心者がSQL Serverの基礎を学び、データベースを使ったシステムを作り運用することができるようにすることを目標としている。1回のトレーニングを90分とし、初級講座を1、2と分けて企画した。初級1ではSQL Management Studioの使い方、テーブル作成、データベースダイアグラム、ビューとリレーションシップ、データの型、簡単なSQL文、を内容とした。初級2ではストアドプロシージャ、トリガ、ユーザー定義関数、データベースダイアグラム、SQLの応用、を計画している。

初級セミナーは1と2でおおよそ基本を網羅するように考えたが、やはり90分では深まりに欠ける。あらかじめ用意した初級1のプリントをひととおり網羅したが、やりたいと思っていた直積やPIVOTまで説明できなかったし、SQL文もごく基本的なものに留まった。次回は初級1.5的なセミナーとし、フォローアップを考えている。

今後もSQL Serverセミナーは神戸三宮で定期的に開催する予定だ。日程は決まり次第、神戸SQL Server Users Groupのblog http://kobesqlserverusersgroup.wordpress.com/ に公開するので、興味がある人はチェックしてほしい。