ホチキス先生の「プログラマーと呼ばれたい」

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2019年5月18日(土) – 第2回神戸SQL Serverラボ – 神戸SQL Server User Group

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2019年4月から毎月定期開催で「神戸SQL Serverラボ」と題したSQL Serverの勉強会を始めました。場所は神戸三ノ宮駅から徒歩約5分の便利な場所にある、神戸青少年会館をお借りし、毎回テーマを決めて、初心者がSQL Serverデータベースの運用ができることを目指します。また経験者の方にも、それぞれお持ちのノウハウを交流できる場になれば幸いです。

<追記>
第2回からネットワーク環境で SQL Server を利用できるようにします。LAN ポートで有線接続できるか、WiFi 機能を持った PC をお持ちいただければ SQL Server をインストールしなくとも管理ツール SSMS だけ設定すれば実習ができます。用意する SQL Server のバージョンは SQL Server 2014 と SQL Server 2017 です。

場所:神戸青少年会館(神戸市勤労会館の5階6階です)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号 34.694927, 135.197403
kobeshiseishounenkaikan_map bingmapで表示
神戸市青少年会館のアクセスページ
日時:毎月第3土曜日 18:00~19:30

第2回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」
データベースの作成とテーブル作成について実習します。実習の中でデータを一意に管理するテーブルの主キーについてや、Accessの「オートナンバー型」のようにデータに自動的に連番を与える方法、テーブル作成を SQL 文で行う方法などを体験的に身に着けます。
場所:神戸青少年会館 サークル4号室(神戸市勤労会館の6階です)

申し込み方法:電子メールまたはconnpassで
電子メール:kobesqlserverlabo@matsumotoyoshio.net
電子メールのタイトル:第2回20190427神戸SQL Serverラボに参加します
電子メールの本文:お名前、所属をお書きください。
connpassでの申し込み:https://connpass.com/event/130009/
運営費:500円

(定期開催の予定)

第1回 2019年4月27日(土)18:00~19:30(終了しました)
「SQL Serverのインストールと管理ツールManagement Studioの基本操作」

第2回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」

第3回 2019年6月15日(土)18:00~19:30
「ビューによるデータ操作、射影、選択、結合」

第4回 2019年7月20日(土)18:00~19:30
「関数によるデータ処理、ユーザー定義関数の作成と利用」

第5回 2019年8月17日(土)18:00~19:30
「トリガによるデータ処理の自動化」

第6回 2019年9月21日(土)18:00~19:30
「ストアドプロシージャの作成と利用」

※第7回以降の予定は決定次第ここにご案内します。

2019年5月1日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

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2019年度毎月定期開催 – 神戸SQL Serverラボ – 神戸SQL Server User Group

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2019年4月から毎月定期開催で「神戸SQL Serverラボ」と題したSQL Serverの勉強会を始めます。場所は神戸三ノ宮駅から徒歩約5分の便利な場所にある、神戸青少年会館をお借りし、毎回テーマを決めて、初心者がSQL Serverデータベースの運用ができることを目指します。また経験者の方にも、それぞれお持ちのノウハウを交流できる場になれば幸いです。

場所:神戸青少年会館(神戸市勤労会館の5階6階です)
神戸市中央区雲井通5丁目1番2号 34.694927, 135.197403
kobeshiseishounenkaikan_map bing mapで表示
神戸市青少年会館のアクセスページ
日時:毎月第3土曜日(4月のみ第4土曜日) 18:00~19:30

第一回 2019年4月27日(土)18:00~19:30
「SQL Serverのインストールと管理ツールManagement Studioの基本操作」
場所:神戸青少年会館 サークル4号室(神戸市勤労会館の6階です)

申し込み方法:電子メールまたはconnpassで
電子メール:kobesqlserverlabo@matsumotoyoshio.net
電子メールのタイトル:第一回20190427神戸SQL Serverラボに参加します
電子メールの本文:お名前、所属をお書きください。
connpassでの申し込み:https://connpass.com/event/128749/
運営費:500円

第二回 2019年5月18日(土)18:00~19:30
「テーブル作成、データ型、主キー、テーブル作成とSQL文」

第三回 2019年6月15日(土)18:00~19:30
「ビューによるデータ操作、射影、選択、結合」

第四回 2019年7月20日(土)18:00~19:30
関数によるデータ処理、ユーザー定義関数の作成と利用」

第五回 2019年8月17日(土)18:00~19:30
「トリガによるデータ処理の自動化」

第六回 2019年9月21日(土)18:00~19:30
「ストアドプロシージャの作成と利用」

※第七回以降の予定は決定次第ここにご案内します。

2019年4月20日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

校務支援システムの更新 – 02 – 既存システムからエクスポートしたデータを加工してはいけない – そのままインポートできるように SQL Server のテーブル設計をしよう

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学校の校務支援システムの運用には様々な課題があるが、とりわけ大きい課題がシステム移行時に発生する。既存システムから生徒の氏名住所などの基本情報や、履修情報、成績情報を新システムに移行しなければならないが、その作業と責任は、そのときの学校の担当教員に負わせられることとなる。既存システムの業者も、新システムの業者も、一定の技術情報は提供しても作業に関してはどちらも助けてはくれない。

学校として学籍管理のデータを扱う場合、管理の手法はシステムによって異なる。生徒の氏名や住所、生年月日などの基本データに大きな違いはないだろうが、教科科目の情報、成績管理の手法はシステムによって違いが大きいと考えられる。既存のシステムからエクスポートしたデータを新システムでそのまま使えるとは考えにくい。

そこでデータ処理をする必要がおこるが、業者がデータ移行ツールなどを用意することはない。そこでデータ移行においてデータ処理をする必要が生じるが、これをエクセルなどの表計算ソフトで行うと重大な間違いがおこる危険がある。また一度で完全に移行できることも考えにくいので、ある程度の試行錯誤が必要となる。そのたびに表計算ソフトでデータ加工をしていては手間がかかりすぎ、また事故がおこる危険が大きい。

そこで SQL Server にデータを読み込んで処理することが最も正しい解決策だ。できれば既存システムから SQL クエリによってデータを読み出したいところだが、それができなければ何らかの形でデータをエクスポートすることになるだろう。多くのシステムでエクセルや CSV の形式でデータを取り出すことができるようになっているはずだ。

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このとき、既存システムで使われるフィールドと新システムで使われるフィールドに違いがあったとき、これを表計算あるいは CSV のデータ上で加工してはいけない。もし新システムで使わないデータフィールドがあったとき、心情的にはデータを切り捨ててインポートしたい欲求は理解できる。余計なフィールド設定をせずに済ませたいだろうからだ。

またフィールド名を修正したい欲求にもかられる。しかしエクスポートしたデータを手作業で加工してはいけない。既存システムからエクスポートしたデータは、そのまま SQL Server にインポートできるようにテーブルを作っておくべきだ。

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データの移行は一回で終わることは、まず、ない。既存システムのデータを新システムにインポートするには、何度かの試行錯誤が必要となるはずだ。またすべてのデータを一度に移行しようとして間違いがあれば修正も困難になる。小さなデータを試験的に移行しながらチェックを繰り返し、うまく移行できることを確かめてから全部のデータを移行するだろう。

このとき、エクスポートしたデータを手作業で加工する工程を挟むと、そのたびに手作業が必要となる。手作業には誤りがつきまとい、とりわけ同じ作業を何度も繰り返していると誤る危険性が高くなる。

新システムで使わないフィールドの設定はせずに済ませたい、おかしなフィールド名は修正したい気持ちになることは理解できるが、ここで手間を惜しまず、エクスポートしたデータは無修正でそのままインポートできるように SQL Server のフィールド設計をしよう。

2019年1月2日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

校務支援システムの更新 – 01 – データ移行は現場教員の責任となる – データ移行作業は SQL Server を使おう

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高等学校の成績処理などにデータベースを使うようになったのは、単位制や総合学科など講座の選択肢が多い学校ができてからだ。基本的にクラス単位で授業を行う普通科高校では、出欠や成績の管理にデータベースを使う必要はなかった。クラス単位で紙ベースの出席簿や成績伝票での処理で十分だったからだ。しかし生徒が多くの講座に分かれて受講する単位制や総合学科の高校では、紙ベースの処理が不可能だ。

筆者も他部制単位制の兵庫県立西宮香風高校に勤務したとき、SQL Server を使った校務支援システムを作り運用した。多くの単位制や総合学科の学校で業者と契約して作られたシステムを運用していたが、新しいタイプの他部制単位制高校に合うシステムはなかったからだ。

近年、単位制や総合学科ではない普通科の高校でも校務支援システムを導入する動きがある。それは普通科の学校でも多様な選択肢を用意した選択講座のカリキュラムを拡大することも背景にある。契約や運用の面からクラウドベースの統一システムを都道府県単位で一括契約するケースも増えてきた。

このような校務支援システムの運用にはいろいろな課題があるが、システム更新のときに大きな課題がある。別システムへの更新時に、過去のデータを移行する作業が必要となるのだ。このデータ移行の作業は現場の教員にまかされる。既存システムの業者も、新しいシステムの業者も、どちらも何もしない。責任もとらない。

データの移行は、そのときの担当教員にとって大きな責任を負わせられるものとなる。在校生の成績データを一つ残らず完全に新システムに移行しなければならない。この作業をエクセルなどでやっていては大きな間違いがおきる危険性がある。データ移行の作業は SQL Server を使うことが最も良い。

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既存システムのテーブルにあわせて SQL Serever にテーブルを作る。既存システムからエクセル形式や CSV 形式でエクスポートしたデータを一括で SQL Server に読み込む。例えば高等学校の校務支援システムでは中学校情報を管理するが、中学校コードは既存システムと新システムで異なることがあるだろう。このとき、まず既存システムの中学校コードと新システムで利用するコードを一括で SQL Server に読み込んでおく。

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そして既存システムのコードと新システムのコードを関連付けたビューを作り、これを他の情報と関連させる。

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SQL Server で一元的にデータ処理を行うことで、間違いのないコード変換処理をすることができる。SQL Server で正しい変換テーブルとビューを作っておけば、既存システムからのデータ移行作業を手間なく、そして誤りなく何度もテストし確かめることができる。

2019年1月1日

松本 吉生(まつもとよしお)

Microsoft MVP Data Platform
1961年京都に生まれ、神戸で幼少期を過ごす。大学で応用化学を学んだのち、理科教諭として高等学校に勤務する。教育の情報化が進む中で校内ネットワークの構築運用に従事し、兵庫県立明石高等学校で文部科学省の「光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業」に携わる。兵庫県立西宮香風高等学校では多部制単位制の複雑な教育システムを管理する学籍管理データベースシステムをSQL ServerとInfoPath、AccessなどのOfficeソフトウエアによるOBA開発で構築・運用する。2015年から2017年まで兵庫県立神戸工業高等学校でC#プログラミング、IoTなどのコンピュータ教育を行い、現在は兵庫県立神戸甲北高等学校に勤務する。2004年からマイクロソフトMVP(Microsoft Most Valuable Professional)を受賞し、現在15回目の連続受賞。2016年にマイクロソフト認定教育者(Microsoft Innovative Educator Experts : MIEE)を受賞し、現在4回目の連続受賞。

郵便番号データを SQL Server で利用するには(2) – データ変換サービス DTS を使わず Access を利用してデータを SQL Server に取り込む

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SQL Server に Excel や Access、CSV形式などのテキストファイルを取り込むために、データ変換サービス、DTS がある。だがデータ変換サービスはデータ型に厳密であるなど、実際の運用においては使いにくい面もある。そこでデータ変換サービス DTS を使わず、Access を利用してデータを SQL Server に取り込むことを紹介する。Access を使うと、取り込みたいデータを確認しながら作業ができるので、データ型やフィールドサイズが不明の場合でも対応しやすい。

ここで SQL Server に取り込みたいデータが、日本郵便からダウンロードできる全国郵便番号であるとする。郵便番号データのダウンロードについては、前回の blog を参考にしてほしい。

 

ダウンロードした csv データファイルを Access に取り込むため、まず Access を起動して空のデータベースを作成する。ここで使用した Access のバージョンは Microsoft Office Access 2007 だが、違うバージョンでもうまくいくはずだ。Access データベースファイルを作成する場所はローカルコンピュータのドキュメントなど適当な場所でいい。

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<Fig.1 : Microsoft Office Access 2007 を起動して空のデータベースを作成する。

空のデータベースを作成したら、リボンメニューの「外部データ」から「テキストファイルのインポート」を実行する。日本郵便からダウンロードしたデータが、csv 形式のテキストファイルだからだ。

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<Fig.2 : 「外部データ」メニューの「テキストファイルのインポート」を実行する>

データのインポートはウイザードに従ってすすめる。「データのインポート元とインポート先、またはリンク元とリンク先の選択」でデータをインポートする郵便番号ファイルを選択し、データの保存方法は「現在のデータベースの新しいテーブルにソースデータをインポートする」を選ぶ。

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<Fig.3 : データのインポート元とインポート先、またはリンク元とリンク先の選択>

ファイルを指定したら読み込むデータが表示されるので、データの区切り形式を選択する。データの区切りは「区切り記号付き」を選ぶ。

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<Fig.4 : データインポートウィザードでデータの区切り形式を選択する>

次にフィールド区切り記号を選択する。フィールド区切り記号は「カンマ」を指定する。また「先頭行をフィールド名として使う」オプションは、読み込まれたデータを見てフィールド名に相当するデータがないので、チェックを外す。

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<Fig.5 : フィールド区切り記号の選択と先頭行をフィールド名として使うかの選択>

次に読み込むフィールドのフィールド名や型を設定する。Access が読み取ったデータからフィールドの型を類推して決めてくれるが、郵便番号は数値として判断される場合がある。確かに郵便番号は数値なのだが、数値として読み取った場合は先頭のゼロが無視されてしまうので、郵便番号のフィールドは「テキスト型」に変更しておく。

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<Fig.6 : フィールドのオプションを設定する>

主キーの設定では、ここでインポートするデータの主キーが不明であるので、「主キーを自動的に設定する」を選んでおく。こうすれば自動的に「ID」のフィールドが作られ、連番が与えられる。

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<Fig.7 : 主キーの設定>

インポートウィザードの最終場面では、インポート先のテーブル名を記述する。ここではファイル名から自動的に割り当てられた「KEN_ALL」の名前とした。

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<Fig.8 : インポート先のテーブルの指定>

インポートが完了したら、「インポート操作の保存」の画面になる。同じインポート操作を後で繰り返したい場合は、ここで「インポート操作の保存」にチェックをしておくと、簡単に再現できる。ここでは繰り返ししないつもりなので、チェックをしないでおく。

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<Fig.9 : インポート操作の保存>

インポートウィザードが終わったら、インポートデータは新たに生成した「KEN_ALL」テーブルに保存されている。テーブルの下部にはレコード数が 123,708 件であることがわかる。

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<Fig.10 : インポートウィザードを終了しデータをインポートした>

読み込んだ「KEN_ALL」テーブルのデータを見ると、フィールド1 は意味がよくわからない何らかの管理番号になっているようだ。フィールド2 は郵便番号の前部分、フィールド3 は郵便番号の全6桁、フィールド4 からフィールド6 が住所の読み仮名、フィールド7 からフィールド9 が住所になっている。フィールド10 から15 は何らかの管理フラグだ。

データ構造がわかったら、これに相当するテーブルを SQL Server に作る。CREATE 文は次のようなものとした。

——————————————————————————-

CREATE TABLE 郵便番号住所2(
    管理番号 int NULL,
    プレ郵便番号 varchar(7) NULL,
    郵便番号 char(7) NULL,
    都道府県カナ nvarchar(7) NULL,
    市区町村カナ nvarchar(25) NULL,
    住所それ以降カナ nvarchar(80) NULL,
    都道府県 nvarchar(10) NULL,
    市区町村 nvarchar(25) NULL,
    住所それ以降 nvarchar(80) NULL,
    管理フラグ1 char(1) NULL,
    管理フラグ2 char(1) NULL,
    管理フラグ3 char(1) NULL,
    管理フラグ4 char(1) NULL,
    管理フラグ5 char(1) NULL,
    管理フラグ6 char(1) NULL
)

——————————————————————————-

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<Fig.11 : SQL Server Management Studio で郵便番号住所をストアするテーブルを作る>

次に Access を SQL Server のテーブルに「リンクテーブル」として接続する。リボンメニューの「外部データ」から「その他」をクリックし「ODBC データベース」を実行する。

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<Fig.12 : リボンメニューの「外部データ」から「その他」をクリックし「ODBC データベース」を実行する

外部データの取り込みウィザードがはじまる。日本郵便のサイトからダウンロードした csv のテキストファイルは Access に取り込んだが、ここでは SQL Server のテーブルにリンクするために「リンクテーブルを作成してソースデータにリンクする」を選択する。

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<Fig.13 : 外部データの取り込みウィザードでリンクテーブルを作成してソースデータにリンクする>

「データソースの選択」では、適切な SQL Server へのデータソースがあれば選択するだけでいいが、なければ新規作成する。DNS 名のところの「新規作成」ボタンをクリックする。

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<Fig.14 : データソースの選択>

セットアップするデータソースのドライバーを選択する。接続したい SQL Server を選択して「次へ」をクリックする。

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<Fig.15 : セットアップするデータソースのドライバーを選択する>

データソース名を決めて入力する。データソース名は、後で見てわかるような、適当な名前でいい。

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<Fig.16 : データソース名を決めて入力する>

データソースが作成される。「完了」をクリックする。

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<Fig.17 : データソースの作成>

接続する SQL Server を選択する。「サーバー」テキストボックスの右端▼をクリックすると、利用できる SQL Server が選択できるので、テーブルを作成した SQL Server を選択して「次へ」をクリックする。

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<Fig.18 : 接続する SQL Server を選択する>

SQL Server のログイン認証を選択する。「ネットワークへのログイン ID で、Windows NT の認証メカニズムを使う」はいわゆるWindows 統合認証で、「ユーザーが入力する SQL Server 用のログイン ID とパスワードを使う」は SQL Server にユーザーを作ってログインするものだ。作業している環境によるが、ここでは前者のログインで利用するものとする。

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<Fig.19 : SQL Server のログイン認証を選択する>

既定のデータベースを設定する。郵便番号住所テーブルを作成したデータベース名は「test」だったので、それを選択する。

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<Fig.20 : 既定のデータベースを設定する>

これでデータソースの作成を完了する。

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<Fig.21 : データソースの作成を完了する>

データソースが作成されたら、データソースの詳細が表示される。ここで「データソースのテスト」をクリックすると、SQL Server に接続テストをすることができる。

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<Fig.22 : データソースの作成完了とテスト>

データソースの接続テストが成功した。

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<Fig.23 : SQL Server へのデータソースの接続テスト>

データ接続ができたら、リンクしたいテーブルを指定する。ここでは「郵便番号住所2」テーブルに接続したい。

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<Fig.24 : テーブルのリンク>

リンクテーブルが作成できた。リンクテーブルは地球のようなアイコンで、画面の左側「すべてのテーブル」に「dbo.郵便番号住所2」の名前で表示されている。このテーブルは Access 上に実体はなく、SQL Server のテーブルにリンクしている。

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<Fig.25 : リンクテーブルの作成完了>

リンクテーブル「dbo.郵便番号住所2」を開くと、SQL Server 上のデータを見ることができる。まだデータは入っていないので、一件もデータがない。

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<Fig.26 : リンクテーブル「dbo.郵便番号住所2」を開いてデータを確かめる>

リンクテーブルが作成できたら、Access にインポートしたデータを、リンクテーブル「dbo.郵便番号2」へコピーする。Access でテーブルへデータをコピーするとき、簡単なのは「追加クエリ」を作成することだ。

「新しいクエリ」を作成し、テーブル「KEN_ALL」を元データとする。画面に表示された「KEN_ALL」テーブルの各フィールドを下段にドラッグし、表示させる。

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<Fig.27 : 新しいクエリを作りフィールドを表示させる>

次にこのクエリを「追加クエリ」にする。Access では SQL 文を使ってデータを追加することもできるが、単純にテーブルからテーブルへデータを追加する場合は、追加クエリを使うと便利だ。

クエリを追加クエリにするには、クエリの編集画面で「デザイン」メニューの「+!」のアイコン、「追加」をクリックする。すると「追加」のウインドウが表示され、追加先のテーブルを選択するようになる。追加先はリンクテーブル「dbo.郵便番号2」を選択する。

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<Fig.28 : クエリを追加クエリにする>

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<Fig.29 : 追加クエリの設定で追加先のテーブルを選択する>

dbo.郵便番号2」をクエリを追加クエリにすると、画面の下部に表示されたフィールドの下の項目が変わる。単なる選択クエリの場合は、「フィールド」、「テーブル」、「並べ替え」、「表示」、「抽出条件」、「または」となっているが、追加クエリにすると「表示」の項目はなくなり、かわりに「レコードの追加」が表示される。これは、データを追加するテーブルのどのフィールドに追加するかを選択する項目だ。各フィールドの「レコードの追加」クリックすると、追加先に設定した「dbo.郵便番号2」の各フィールドが表示されるので、追加したい適切なフィールドを選択し決定していく。追加しなくてもよいフィールドは指定しなくていい。

ここで作成した SQL Server の「dbo.郵便番号2」の場合、「KEN_ALL」テーブルの各フィールドに対して、「ID」を「管理番号」に、「フィールド1」は指定せず、「フィールド2」を「プレ郵便番号」に、以降、フィールド3から「郵便番号」以降を順に設定する。

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<Fig.30 : クエリを追加クエリにした>

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<Fig.31 : 追加クエリの各フィールドに追加先のフィールドを設定する>

追加クエリができたら保存する。クエリ名は「郵便番号住所の追加」とした。

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<Fig.32 : 追加クエリを保存する>

追加クエリが保存できたら、「すべてのテーブル」にあるクエリの名前「郵便番号住所の追加」をダブルクリックする。「追加クエリを実行すると、テーブルのデータが変更されます」となるので「はい」をクリックする。次に追加されるデータの件数が表示されるので、間違いなければ「はい」をクリックする。

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<Fig.33 : 保存した追加クエリ「郵便番号住所の追加」をダブルクリックして実行する>

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<Fig.34 : 追加クエリを実行してテーブルにデータを追加する>

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<Fig.35 : 追加されるデータの件数が表示される>

この追加クエリは、SQL の INSERT 文になっている。SQL 文を確かめるには、追加クエリをデザインし「SQL ビュー」にするといい。次のような SQL 文が生成していることがわかる。

——————————————————————————-

INSERT INTO dbo_郵便番号住所2 ( 管理番号, プレ郵便番号, 郵便番号, 都道府県カナ
              , 市区町村カナ, 住所それ以降カナ, 都道府県, 市区町村, 住所それ以降
              , 管理フラグ1, 管理フラグ2, 管理フラグ3, 管理フラグ4, 管理フラグ5, 管理フラグ6 )
SELECT KEN_ALL.ID, KEN_ALL.フィールド2, KEN_ALL.フィールド3, KEN_ALL.フィールド4
              , KEN_ALL.フィールド5, KEN_ALL.フィールド6, KEN_ALL.フィールド7, KEN_ALL.フィールド8
              , KEN_ALL.フィールド9, KEN_ALL.フィールド10, KEN_ALL.フィールド11, KEN_ALL.フィールド12
              , KEN_ALL.フィールド13, KEN_ALL.フィールド14, KEN_ALL.フィールド15
FROM KEN_ALL;

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<Fig.36 : 追加クエリを SQL ビューで確認する>

追加クエリを実行すると、Access にインポートされたデータが SQL Server に追加されているはずだ。「dbo.郵便番号住所2」のリンクテーブルを開いたままなら、一度閉じて再度開くと最新のデータが表示される。

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<Fig.37 : 「dbo.郵便番号住所2」のリンクテーブルを開いてインポートされたデータを表示する>

SQL Server Management Studio で直接 SQL Server のテーブルを確かめても、データがインポートされたことが確認できる。

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<Fig.38 : SQL Server Management Studio でインポートされたデータを確認する>

このように、Access を使って SQL Server にデータをインポートすることができる。まず Access に CSV データを取り込み、次に「リンクテーブル」で Access を SQL Server に接続し、「追加クエリ」でデータを追加するのだ。

Access の追加クエリは画面上でフィールドを選択することで視覚的にテーブルからテーブルにデータを追加することができるので、SQL Server のデータ処理に使ってもいいだろう。

日経ソフトウエア 2014年7月号 – これがわかれば脱初心者 キーワードで学ぶプログラミング上達法30(書評)

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巻頭に特別レポート「PS Vitaで動くゲームを手軽に作れる! Unity for PSM パブリックプレビュー版が登場」がある。従来はPSM用のゲームはPSM SDKを使っていたが、米ユニティ・テクノロジーズのUnity統合開発ツールをPSM開発環境として使える「Unity for PlayStation Mobile」のパブリックプレビュー版が公開され、無料で使うことができることを紹介している。レポートは見開き2ページの簡単なものだが、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが公開した3Dキャラクター「ユニティちゃん」をPS Vitaで動かすこと、横スクロール型の簡単なゲームを作ることをやっている。UnityはC#、JavaScript、Booによる開発に対応しており、この記事ではC#を使ったスクリプトが参考として示されている。

連載ハードウエア入門塾「ラスベリーパイで遊ぼう」は注目の記事で、今回と次回の2回に分けて「携帯ゲームを作る」というテーマになっている。ここでいう携帯ゲームは、ラズベリーパイをPCやディスプレイから切り離し、操作スイッチを付け、モバイルバッテリーで駆動しドットマトリックスLEDで画面表示をするというもので、いわばゲームウォッチのようなマシンに仕上げるというものだ。ドットマトリックスLEDは5×7ドットのものでしかないので凝った表示はできないだろうが、LEDを使う手法がわかれば応用は簡単だろう。また開発手法としてPCからネットワーク経由でSSH接続することにしており、ネットワークの設定やSSHクライアントとの通信方法などが説明されている。リモート接続の場合はLeafpadが使えないので、ラズベリーパイ内臓のnanoテキストエディタを使う方法が示されている。テストプログラムは日本最初のテレビ放送実験で使われた、カタカナの「イ」の字を表示するものだ。著者のセンスがうかがえる。

さて特集1「これがわかれば脱初心者 キーワードで学ぶプログラミング上達法30」だが、ノウハウ記事として書かれたものだと思うが読み物としてさらっと読んでも面白い。たとえわかっていることでも巧い例えで説明されると「なるほど」と膝を打つだろう。「非同期処理とは、ある処理の実行中に別の処理を止めないという意味です。」という説明などは「うまいな」と思う。

特集2「最新!SQL Server 2014で知る今どきデータベース活用法 インストールから『インメモリー』高速化まで」もいい記事だ。Introduction「データベースって何?どうやって使うもの?」では、そもそもデータベースとは何なのか、からSQL Serverのエディションの違いなど基本的なことを説明している。Part1「Visual Basic/C#でSQL Server 2014を使ってみよう」ではSQL Serverと開発ツールVisial Studio Expressのインストール方法、SQL Serverの起動や設定方法、テーブルの作成などが示されている。とりわけ対応するSQL Serverのバージョン違いや更新プログラムによってインストールがうまくいかない場合の対処方法などが説明されているのでたいへん役に立つ。Part2「2014の新機能『インメモリーOLTP』と『遅延持続性トランザクション』を試す」ではSQL Server Evaluationエディションをインストールし、テスト用のテーブルとストアドプロシージャを作成する。テーブルは「メモリー最適化」テーブルとし、ストアドプロシージャは「ネイティブコンパイル」する。そして大量のデータを追加するストアドプロシージャを実行して処理時間を比較している。通常のテーブルに通常のストアドプロシージャを実行する場合に比べ、メモリー最適化テーブルにネイティブコンパイルしたストアドプロシージャを実行すると40倍以上の実行速度向上がみられることがレポートされている。また「遅延持続性トランザクション」と「インメモリーOLTP」の使い方や処理速度の比較も説明されている。

特集3「プログラマのおもちゃに最適! 『Sphero』プログラミング入門」は米コロラド州のOrbotix社が2013年に発売したボール型ロボット「Sphero」のプログラミングにについての記事だ。Spheroはボール型のロボットで、スマートフォンからBluetoothで接続しコントロールするようにデザインされている。この記事ではSpheroをコントロールし、Spheroの状態を読み取るスマホアプリを作成することと、パソコンでBluetooth接続してコントロールするプログラミング、そしてLeap MotionのジェスチャーでSpheroをコントロールする方法が説明されている。SpheroはAmazonなどで1万4千円程度で購入できるそうであり、ロボット実習のエントリーモデルとしてたいへん興味深い。

笹川賢一氏による特別レポート「Lisp処理系自作奮闘記」も興味をそそられる。6ページという短い記事だが、言語を作るということが体験できる貴重な記事だ。筆者はこのレポートの末尾に「『言語処理系を使える』ということと『言語処理系を作れる』ということには大きな隔たり、大きな飛躍があります。この記事で、言語処理系を作る面白さ、難しさ、困難を乗り越えた時の達成感の一部でも、お伝えできていれば望外の喜びです。」と書いている。今後も類似の記事が掲載されることを期待している。

Microsof MVPの薬師寺国安氏の「Google Web API活用入門」は連載第2回目。今回は「分類やキーワードで検索し、Googleマップ上に施設を表示」するプログラミングだ。サンプルコードは地図上の半径1キロメートル内の銀行の位置を示すプログラミングを示している。応用次第で様々な活用場面が広がりそうだ。

また「楽しんで学ぶ Java入門教室」が始まった。初心者向けに丁寧に解説されているので、Javaをこれから始めようと思う人にはうってつけの記事だ。「HTML5でゲームを作ろう」は連載第8回。今回は「箱入り娘パズルを作る」がテーマだ。これも面白い。

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付録の冊子は「Javaやりたいこと逆引き事典」だ。

SQL Server : サーバーサイドでデータの変更日付をテーブルに自動的に記録するために、AFTER UPDATEトリガを利用する。変更データの絞込みにはサブクエリではなく in 句を使う。

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「SQL Server : サーバーサイドでデータの作成日付をテーブルに自動的に記録するために、フィールドの列のプロパティで規定値を設定し、INSTEAD OF INSERTトリガを利用する」では、テーブルのフィールドに「作成日」のフィールドを作り、データの生成日と時間を自動的に記録する方法を説明した。データの生成日と時間をサーバー側で記録するには、フィールドのプロパティに既定値を設定する方法と、INSTEAD OF INSERTトリガで強制的にデータを与える方法があった。では、既に生成しているデータの「更新日」をSQL Server側で自動的に記録するにはどうすればよいだろう。これもテーブルに「トリガ」を設定することで実現できるが、少し工夫が必要だ。

まず次のようなテーブルを作ろう。

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フィールド名 データ型 備考
ID int 主キー、IDENTITY(はい)、シード(1)、増分(1)
データ int
作成日 datetime
更新日 datetime

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SQLSV_blog_update_datetime_001_mid_640

<Fig.1 : サンプルの「テスト」テーブルを作る>

テーブルができたら、いくつかサンプルのデータを作っておこう。

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<Fig.2 : 「テスト」テーブルにサンプルのデータを作っておく>

次に、この「テスト」テーブルに次のクエリでAFTER UPDATEトリガを設定する。

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CREATE trigger trig_02 on テスト after update

as

update テスト set 更新日 = getdate() where ID = (select ID from inserted)

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SQLSV_blog_update_datetime_002_mid_640

<Fig.3 : 「テスト」テーブルにトリガを設定する>

SQLSV_blog_update_datetime_004_mid_640

<FIg.4 : 「テスト」テーブルにトリガを設定した>

このトリガは、「テスト」テーブルにUPDATE文が発行されたとき、変更されたデータが入っている「inserted」一時テーブルのIDを調べ、そのIDと同じIDのデータに対して「更新日」のフィールド値を gerdate() 関数で現在の日付と時間を取得して更新するというものだ。

では、このトリガを設定した「テスト」テーブルのデータを更新してみよう。次のクエリを試してみる。

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UPDATE テスト SET データ = 101 where データ = 100

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SQLSV_blog_update_datetime_005_mid_640

<Fig.5 : トリガを設定した「テスト」テーブルに UPDATE 文を実行する>

UPDATE 文は1件のデータを更新するものだが、処理結果のメッセージが2行表示されている。トリガが動いたのだ。ではテーブルのデータを確認してみよう。

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<Fig.6 : データを更新した「テスト」テーブルのデータを確認する>

トリガによって「更新日」のデータが自動的に記録されたことがわかる。だが、実はこのトリガには問題がある。試しに、次のクエリを実行してみよう。このクエリでは、データが 800 のデータを更新しているが、サンプルデータには 800 のデータが2件あるのだ。

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UPDATE テスト SET データ = 801 where データ = 800

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SQLSV_blog_update_datetime_007_mid_640

<Fig.7 : 「テスト」テーブルの2件のデータを更新しようとしてエラーになった>

トリガに設定した UPDATE 文はサブクエリだ。サブクエリでは複数の値を処理することができない。これでは困るので、トリガを変更する。変更するには、テーブルを展開してトリガを表示し、右クリックで「変更」をクリックする。

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<Fig.8 : 「テスト」テーブルに設定したトリガを変更する>

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update テスト set 更新日 = getdate() where ID in (select ID from inserted)

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= でつないだサブクエリを in 句に変更するのだ。

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<Fig.9 : トリガのサブクエリを in 句に変更する>

変更できたら、もういちどデータを2件変更する UPDATE 文を実行してみよう。うまくいくはずだ。

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<Fig.10 : データを2件変更する UPDATE 文を実行する>

変更したデータを確認しよう。

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<Fig.10 : UPDATE 文を変更したテーブルを確認する>

このように更新日の日付と時間をサーバー側で自動的に記録するには、テーブルにトリガを設定すればよい。そのとき、変更をうけたデータを絞り込むにサブクエリではなくて in 句を利用する。サブクエリでは複数のデータを更新する UPDATE 文でエラーがおこるためだ。